COLUMN

中古住宅リノベのデメリットは?改善できること

この記事の要点

  • 新築と比べると、耐震性と断熱性は劣るというのが正直なところです。
  • ただ、どちらも耐震補強と断熱工事で改善できます。
  • 一方で、取れない柱など構造上の制約は残るため、その柱や梁をどう見せるかを設計で考えることになります。

こんにちは。技術室の福田耕平です。今回は、中古住宅をリノベーションする際のデメリットと、その改善方法についてお話しさせていただきます。

中古住宅リノベーションの4つの課題

リノベーションに惹かれながらも、古い家ならではの弱点が気になって踏み出せないという方もいらっしゃると思います。
新築と比べたときの課題と、その改善の考え方は、次のように整理できます。

課題改善の考え方
耐震性が新築より劣る耐震補強で性能を上げられる
断熱性が新築より劣る断熱工事で性能を上げられる
傷んだ箇所がある(シロアリ・雨漏りなど)修繕できる。状態によって補修費は大きく変わる
構造上の制約がある(取れない柱・梁)残す柱や梁をどう見せるかを設計で考える

どこまで費用をかけて改善するかは、予算と重視したいことのバランスを見ながら考えていくことになります。

耐震性の課題と補強

古い木造住宅は当時の基準でつくられているため、現在の新築と比べると、地震の揺れに抵抗する壁(耐力壁)が少ない場合があります。
内装を撤去したうえで壁の中を確かめ、筋交いを増やすなどの補強を行うことで、耐震性を高めることができます。

筋交いが不足している壁は、筋交いを増やして補強します
筋交いが不足している壁は、筋交いを増やして補強します

断熱性の課題と断熱工事

I.D.WORKSがリノベーションしてきた築30年以上の住宅では、断熱材が入っていないか、入っていても現在より薄いものが多くを占めます。
内装の撤去にあわせて断熱材を新設し、窓を替えることで断熱性を高められ、その内容は別の記事で詳しくお話ししています。

無断熱の壁には、断熱材を新設します
無断熱の壁には、断熱材を新設します

老朽箇所と補修費

シロアリや雨漏りなどで建物の状態が悪いと補修にかなりの費用がかかる場合があり、その考え方は費用の記事でお話ししています。
そのためI.D.WORKSでは、ご契約の前に、設計の一環として建物を一緒に見させていただいています(下見の費用はかかりません)。

構造上の制約

木造住宅には構造上どうしても取れない柱や梁があり、設計担当はそれを隠すのではなく、LDKのレイアウトを含めて「残すものをどう見せていくか」を考えながら設計しています。
もともと独立した部屋だった場所の柱を、LDKの中の印象的な要素として残すこともできます。

中古住宅リノベのデメリットは?改善できること

気になる物件があれば、設計の一環として建物を一緒に見ながらご相談に応じることも可能です。

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