性能は、目的ではなく土台。
数値の先にある「心地よさ」まで設計する。
高気密・高断熱、そして長期優良住宅の認定。私たちはこれらを標準として担保したうえで、数値を高めること自体を目的にはしません。その土地・その家族にとっての最適を、性能の土台の上につくります。
標準として、
担保していること
「法令基準は最低ライン。そのうえで長期優良住宅の認定を私たちの標準とし、さらに土地ごとに最適化する」——この3段で、I.D.WORKSの性能を組み立てています。
省エネ基準適合(断熱等級4相当)
2025年4月以降、すべての新築に適合が義務づけられた水準。私たちはここを出発点に置きます。
長期優良住宅の認定を、標準に。
ほぼすべての新築住宅で認定を取得しています。申請は標準の工程です。認定基準を満たすことで、断熱・耐震・耐久・維持管理のそれぞれに、制度的に担保される水準が生まれます。
土地ごとに、最適化する。
同じ性能値でも、その土地の風・光・季節で心地よさは変わります。数値を「その土地でどう活かすか」を設計するのが、BCID(バイオクライマティックIDデザイン)です。
性能は、土地を読むことから
同じ性能でも、その土地の風と光の受け方で、暮らしの心地よさは変わります。だから私たちは、性能の話を、土地を読むことからはじめます。
同じ数値でも、快適さは変わる
同じUA値の家でも、建つ土地の風・光・季節によって、感じられる快適さは変わります。だからこそ、数値を「その土地でどう活かすか」が大切になります。
私たちのBCIDは、山口の気候に“合わせる”のではなく、敷地ごとの気候から設計を“導く”方法です。パッシブデザインと考え方は重なりますが、同じではありません。性能の土台の上に、その土地ならではの心地よさを重ねていきます。
性能の教科書
家の性能は、ひとつの数値ではなく、部位の重なりでできています。どこが何を担っているのか——まず、家をひらいて見てみます。
1構造材柱・梁・耐力面材
- 部位
- 家の骨組みと、地震の力を受け止める壁。
- 暮らしでは
- 揺れの力を一点に集めず、面で受けて分散させる。
- I.D.WORKSの実装
- 耐力面材(壁倍率2.5以上)を採用。床は剛床工法。新築は木造です。
2断熱壁・屋根・床の断熱層
- 部位
- 熱の出入りをやわらげる層。
- 暮らしでは
- 冬の朝、足元が冷えにくい。夏の熱がこもりにくい。
- I.D.WORKSの実装
- 充填断熱・外断熱など各種の工法に対応し、ご要望・敷地の環境・ご予算から選びます。
3窓開口部
- 部位
- 家のなかで、いちばん熱が出入りする場所。
- 暮らしでは
- 光と風を招きながら、外の暑さ・寒さを伝えにくくする。
- I.D.WORKSの実装
- アルミ樹脂複合窓などを採用。ガラスの種類は窓の方角・敷地の環境に合わせて選びます。
4気密すき間のなさ
- 部位
- 家全体のすき間の合計。
- 暮らしでは
- 計画した換気が働き、すき間風が起きにくい。
- I.D.WORKSの実装
- オプションで気密測定を行い、建てた家のすき間の量を実際に測って確かめます。
5基礎・床建物を支える部分
- 部位
- 建物を支え、地面と隔てる部分。
- 暮らしでは
- 地面からの湿気やシロアリの侵入を抑える。
- I.D.WORKSの実装
- ベタ基礎。地盤調査のうえ、地盤・基礎・躯体を三位一体で考えます。工事中は配筋検査を実施。
6仕上げ・耐久外壁
- 部位
- 雨風と日射を受け止める、いちばん外側の層。
- 暮らしでは
- 壁のなかに湿気を溜めない=木が長持ちする。
- I.D.WORKSの実装
- 外壁通気工法。外壁材は防火サイディングと、汚れにくい塗膜のものを用います。
地震に、どう備えるか
デザインと構造を、分けて考えません。吹き抜けや大開口といった開放的な空間と、地震に対する安全性の両立を、設計の段階で解いていきます。
構造には耐力面材を採用しています。筋交いで受けるのではなく、面で受けることで力を分散させる考え方です(壁倍率2.5以上)。透湿性のある面材を選ぶことで、壁の内側の結露も抑えられます——耐震と耐久が、ひとつの選択でつながります。
基礎は湿気とシロアリの侵入を抑えるベタ基礎、床は水平の力に強い剛床工法。地盤調査のうえで、地盤・基礎・躯体を三位一体で考えます。長期優良住宅の取得時には、壁量計算・N値計算を行います。
工事の各段階では、配筋検査・構造検査・防水検査を実施します。I.D.WORKSの新築は木造です。リノベーションの耐震診断・改修についても、木造を対象としています。
冬あたたかく、夏すずやかに
断熱は、充填断熱・外断熱など各種の工法に対応しています。どれかひとつに決めてしまうのではなく、ご要望・敷地の環境・ご予算から、最適なバランスを選びます——「最適化」の考え方が、いちばんはっきりあらわれる部分です。
開口部にはアルミ樹脂複合窓などを採用し、ガラスの種類は窓の方角や敷地の環境に合わせて選びます。「気候から導く設計」へと、そのままつながっていく選択です。換気は第三種換気を基本に、施工方法に応じた換気計画を立てます。
数値は、必ず暮らしの体感に翻訳してお伝えします。私たちが大切にしているのは、数値の高さそのものより「その性能を、その土地でどう快適な暮らしにつなげるか」です。
数値の見方
等級や数値は、意味がわかるとただの記号ではなくなります。性能をあらわす言葉を、ここでひとつずつ開いておきます。
制度と等級
- 長期優良住宅
- 長く良好な状態で住み続けられる家として、国の基準を満たし認定された住宅です。
- 省エネ基準
- 国が定める断熱・省エネ性能の基準。2025年4月以降、すべての新築住宅で適合が義務化されました。
- 断熱等性能等級
- 住宅の断熱性能を示す国の等級。数字が大きいほど高性能で、等級5はZEH水準にあたります。
- 一次エネルギー消費量等級
- 冷暖房・給湯・照明などで使うエネルギーの少なさを示す国の等級です。
- 耐震等級
- 地震に対する建物の強さの等級。等級1が建築基準法の水準、等級2はその1.25倍、等級3は1.5倍です。
- 劣化対策等級
- 構造材の劣化のしにくさを示す国の等級です。
- 維持管理対策等級
- 配管などの点検・清掃・補修のしやすさを示す国の等級です。
- ZEH(ゼッチ)
- 高い断熱性能と省エネ設備、太陽光発電などにより、住まいで使うエネルギーの収支をおおむねゼロに近づける住宅の考え方です。
数値と実測
- UA値
- 家全体から熱がどれだけ逃げやすいかを示す数値。小さいほど断熱性能が高い住まいです。
- C値
- 家全体のすき間の合計を床面積で割った数値。小さいほど気密性が高い住まいです。
- 気密測定
- 完成した家のすき間の量を、専用の機械で実際に測る検査です。
構造
- 耐力面材
- 地震の力を「面」で受け止める板状の構造材。力が分散し、筋交いより偏りが出にくい構法です。
- 壁倍率
- 壁の強さを表す数値。数字が大きいほど、地震の力に強い壁です。
- ベタ基礎
- 建物の下全体を鉄筋コンクリートの面で支える基礎。地面からの湿気やシロアリの侵入も抑えます。
- 剛床工法
- 床全体を一体の面として固める工法。地震の横揺れやねじれに強くなります。
- 壁量計算
- 地震や風に耐えるために必要な壁の量が足りているかを確かめる計算です。
- N値計算
- 柱と土台・梁をつなぐ金物に必要な強さを確かめる計算です。
仕様・工法
- アルミ樹脂複合窓
- 外側に耐久性の高いアルミ、室内側に熱を通しにくい樹脂を組み合わせた窓です。
- 第三種換気
- 排気を機械で行い、給気は自然に行う換気方式。住宅で広く使われる方式です。
- 外壁通気工法
- 外壁の内側に空気の通り道をつくり、壁の中の湿気を外へ逃がす工法。木材の腐朽を防ぎます。
- 防火サイディング
- 火に強い性能を持つ外壁材です。
担保している水準の一覧
断熱等性能等級5 + 一次エネルギー消費量等級6
長期優良住宅の認定基準による制度的担保(ZEH水準の断熱性能)。
耐震等級2〜3相当
耐力面材(壁倍率2.5以上)/ベタ基礎/剛床。
劣化対策等級3・維持管理対策等級3
長期優良住宅の認定基準による制度的担保。外壁通気工法で壁内結露・木材腐朽に備えます。
アルミ樹脂複合窓 / 第三種換気
ガラス種は窓の方角・敷地環境で選択。施工方法に応じた換気計画。
オプションで実施
建てた家のすき間の量を測り、結果を数値でお渡しします。
長期優良住宅仕様・ZEH水準が標準。それ以上の性能にも対応
断熱等級5(ZEH水準)にあたる性能が基本です。より高い断熱性能や、ZEH基準を上回る住まいをご希望の場合も対応できます。
断熱・気密の考え方
標準でUA値0.6以下(断熱等級5)
長期優良住宅の基準を、標準仕様で満たしています。そのうえで、日当たりや風の通り、暮らし方に合わせて、さらに断熱を高めるご提案もしています。
オプションで実測し、数値でご報告
C値は、断熱の工法や施工の精度によって変わる数値です。カタログの数字ではなく、建てた家で測った結果をお伝えします。測定は有償のオプションです。ご希望の方は、ご相談の際にお知らせください。
性能は、
建てた瞬間がピークではない
工事のあいだ
配筋・構造・防水の各検査を、工程ごとに実施します。
性能の実測
オプションで気密測定を行い、建てた家の性能を測って確かめます。
お引き渡しのあと
定期点検 計6回(6ヵ月〜15年)と、最長50年長期保証プログラム。
住まいの性能は、お引き渡しの日に完成して終わり、ではありません。定期点検(計6回・6ヵ月〜15年)と、最長50年長期保証プログラムで、住まいの状態を長く見守ります。
素材は、経年とともに表情を変えていきます。「メンテナンスフリー」を目指すのではなく、手を入れながら育てていく——その時間も含めて、住まいの豊かさだと考えています。
標準性能について、
よくあるご質問
気になっていることは、言葉にすると探しやすくなります。よくいただく不安から、答えのある場所へ。
- デザインがいい会社は、性能は二の次なのでは?標準として担保していることへ
- 耐震・断熱の水準は、具体的にどのくらい?担保している水準の一覧へ
- UA値・C値は公表しているか、実測しているか。断熱・気密の考え方へ
- 長期優良住宅に対応しているか。標準として担保していることへ
- 性能数値の高さをうたう他社と、何が違うのか。性能は、土地を読むことからへ
Q. 断熱性・気密性はどのくらいですか?
A. 高い断熱・気密性能を、その土地の気候に合わせて最適なかたちで設計しています。気密については、オプションで測定を行い、実測の数値をお伝えしています。ただ私たちは、数値の高さを競うことよりも「その性能を、その土地でどう快適な暮らしにつなげるか」を大切にしています。
Q. 耐震性はどうなっていますか?
A. 耐震等級2〜3相当を目安に、耐力面材(壁倍率2.5以上)・ベタ基礎・剛床で構造の安全性を確保しています。長期優良住宅の取得時には壁量計算・N値計算を行い、工事中も配筋・構造・防水の検査を実施します。
Q. 長期優良住宅に対応していますか?
A. はい。ほぼすべての新築住宅で認定を取得しており、申請は標準の工程です。認定基準により、断熱等級5+一次エネルギー等級6・劣化対策等級3・維持管理対策等級3などが制度的に担保されます。
来店ご予約・ご相談
「まだ何も決まっていない」という段階からのご相談も歓迎です。
いまの検討の段階に合わせて、ちょうどよい方法をお選びください。
営業時間 9:00~18:00 | 水曜日・祝日定休
暮らしのこと、土地のこと。
まずは話すところから、はじめませんか?
資料ダウンロード
I.D.WORKSの家づくりがもっとわかる
資料をご覧いただけます。
LINE登録
見学会や新しい施工事例の情報を、
LINEで受け取れます。
見学会・イベント
I.D.WORKSの家を知っていただくために
見学会でぜひ体験してみてください。