COLUMN

角地は本当に良い土地?日当たりと外構費の考え方

この記事の要点

  • 角地は日当たりや風通しを得やすく、一般に良い土地とされています。
  • 一方で、道路に面する長さの分だけ外構の費用がかかり、人の目にも触れやすくなります。
  • 角地かどうかより、その土地で窓と庭をどう配置できるかで判断するのがよいと考えています。

こんにちは。設計の川端です。今回は、角地のメリットとデメリットについてお話しさせていただきます。

角地は本当に良い土地?日当たりと外構費の考え方

角地のメリット

角地は二方向が道路に面しているため、隣の建物との距離をとりやすく、日当たりや風通しを得やすい土地です。
視界が開けていて開放感があり、不動産としての評価も一般に高いとされています。

また、自治体が指定する条件に当てはまる角地では、建ぺい率(敷地に対して建物を建てられる面積の割合)が緩和される場合もあります1。
対象になるかどうかは土地ごとに異なるため、購入前に確かめておくとよいと思います。

角地のデメリット

一方で、道路に面する長さが長い分、塀や植栽、駐車場といった外構工事の範囲が広くなり、その分の費用がかかります。
外構の費用は仕様によって大きく変わるため、土地の価格と合わせて考えておくことをおすすめしています。

もう一つは人の目です。
二方向から見られるため、窓の位置によっては、日中もカーテンを閉めて暮らすことになりかねません。
日当たりの良さを本当に生かすには、間取りにも工夫が必要になります。

設計者が「一概に角地が良いというわけではありません」とお伝えしているのは、このためです。

角地での窓と庭の配置

角地を検討するときは、建物を敷地のどちらに寄せ、庭をどこにとり、どの方向の窓を開いてどの方向を閉じるかを、あわせて考えています。
例えば、植栽や塀で道路からの目線を切った庭をつくり、その庭に向けて窓を開くと、角地の明るさを保ったまま落ち着いて暮らすことができます。

角地は本当に良い土地?日当たりと外構費の考え方

外からの視線と窓の取り方については、別の記事で詳しくお話ししています。

候補の土地でどのような配置ができるか、設計の視点からご説明することも可能です。

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  1. 建築基準法 第53条第3項第2号(街区の角にある敷地で、特定行政庁が指定するものは建ぺい率の上限に10分の1(10ポイント)を加える。条文の「これに準ずる敷地」を含む)。指定の条件は自治体ごとに異なる。 ↩︎

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