COLUMN

外から見えにくく、閉じすぎない窓の取り方は?

この記事の要点

  • 外からの視線を気にして閉じすぎると、家が威圧的な印象になりがちです。
  • 室内の目線は遮りつつ、暮らしの気配がにじみ出るような開口の取り方を心がけています。
  • どこまで開き、どこを閉じるかは、道路との距離や向きによって変わります。

こんにちは。設計の川端です。今回は、外からの視線と窓の取り方についてお話しさせていただきます。

閉じすぎた外観の印象

交通量のある道路沿いの土地では、外からの視線が気になり、窓を減らしたり小さくしたりしたくなると思います。
プライバシーを守るという点だけで考えれば、しっかり閉じるのが一番確かな方法です。

ただ、道路側にほとんど窓のない外観は、周りから見ると威圧感を与えてしまうことがあります。
街並みの中で近寄りがたい家に見えてしまうのは、住まい手にとっても本意ではないと思います。
室内も暗くなりやすく、閉じることで失うものも少なくありません。

視線の遮り方と開口の取り方

I.D.WORKSでは、室内の目線は遮りながら、暮らしの雰囲気は外ににじみ出るような窓の取り方を心がけています。
例えば、次のような方法です。

  • 高い位置の窓:空と光を取り込み、外からは室内が見えにくくなります
  • 足元の低い窓:庭の緑を室内に入れながら、歩く人の目線とは重なりにくくなります
  • 格子や袖壁:正面からの視線を遮り、光と風は通します
  • 窓の前の植栽:葉越しに視線をやわらげ、外からの見え方にも奥行きが出ます

どこまで開き、どこを閉じるかは、道路との距離や向き、向かいの建物の窓の位置によって変わります。
同じ道路沿いでも、敷地ごとに答えが違うところです。

道路側は目線を切る窓に絞り、夜は坪庭越しに明かりがにじむようにしています
道路側は目線を切る窓に絞り、夜は坪庭越しに明かりがにじむようにしています

窓と外構の関係

窓の配置が整うと、外観の印象もまとまります。
窓は、アプローチや植栽と合わせて家の顔をつくる要素でもあります。
外観と窓の関係については、別の記事で詳しくお話ししています。

道路との距離や周囲の状況は敷地ごとに違うため、現地を拝見したうえで窓の取り方を考えています。

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