こんにちは。設計の川端です。今回は、設計者が間取りの前にうかがうことについてお話しさせていただきます。
間取りの要望の位置づけ
家づくりと聞いて、まず思い浮かぶのは間取りのことではないでしょうか。
4LDKにしたい、和室はリビングとつなげたいなど、最初の打ち合わせでも、ほとんどの方が間取りのお話から始められます。
間取りは具体的で伝えやすく、私たちにとっても大切な手がかりです。
ただ、I.D.WORKSでは、間取りのご要望を答えではなく手がかりと考えています。
なぜその間取りが良いと思われたのか、その理由の中に、本当に必要なものが含まれていることが多いためです。

情報収集で迷ったときの立ち返り先
いまは、SNSや住宅の情報サイトで家づくりの知識を簡単に集められます。
その反面、集めた情報をできるだけ多く取り入れようとして、方向が定まらなくなることは誰にでもあると思います。
そのようなときに立ち返っていただきたいのが、「暮らしで一番大切にしたいことは何か」という問いです。
私たちはこれまで、これを“暮らしの芯”と位置付けて共有してきましたが、いまはお客様固有の「LIFE ID」と呼んでいます。
情報をいったん脇に置き、本当に必要なものに絞ってみると、方向性がはっきりするケースが多い印象です。
敷地による間取りの違い
家は敷地がなくては建ちません。
日当たりや風向き、周辺の環境は敷地ごとに違うため、同じご要望であっても、答えになる間取りは変わってきます。
設計には、さまざまな条件を整理するという役割も含まれていると考えています。
条件をすべて盛り込むのではなく、暮らしの芯に照らして優先順位をつけ、ときには取捨選択をしながら、その敷地とご家族に合う形にまとめていきます。

I.D.WORKSの最初の打ち合わせ
I.D.WORKSには、LIFE ID(ライフIDデザイン)という考え方があります。
ご家族の価値観や暮らし方を言葉にし、設計の手がかりにしていく考え方です。
最初の打ち合わせでは、お仕事や趣味、食事、休日の過ごし方など、日々の暮らしのお話をうかがうことを大切にしています。
うまく言葉にならない思いがあっても、心配はいりません。
会話の中から少しずつ感じ取り、一緒に整理していけたらと考えています。
最初のご相談では、間取りの前に暮らしのお話をうかがうことを大切にしています。