こんにちは。設計の川端です。今回は、土地探しについてお話しさせていただきます。
土地選びの条件と優先順位
注文住宅を検討されている方にとって、土地がなかなか決まらないことは悩ましいところだと思います。
通勤や通学の便、日当たり、広さ、形、価格と、土地に求める条件は多く、すべてを満たす土地はほとんど見つかりません。
条件を一つ満たすと別の条件が外れてしまい、土地探しが長引いているという方は少なくないと思います。
土地探しが長引くのは、条件の数そのものより、何を優先するかがはっきりしていないことが一因になっている場合もあると考えています。
I.D.WORKSでは、すべてを満たす土地を探し続けるより、何を優先し、何を設計で補うかを整理することが大切だと考えています。
土地の魅力
設計者が土地を見るときは、欠点と同じくらい、その土地にしかない魅力を探しています。
例えば、次のようなものです。
- 眺め:遠くの山並みや、隣の敷地の庭木が見える方向
- 光:冬の低い日差しが入る方向と、夏に遮りたい西日の方向
- 風:季節ごとに風が通りやすい向き
- 周辺の緑:公園や川沿いの木々、近所の植栽
旗竿地(細い通路の奥にある土地)や変形地、北側に道路がある土地は、一般に評価が低くなりがちです。
ただ、道路から奥まっている分だけ落ち着いた庭がつくれたり、北側からの安定した光を生かせたりと、設計で魅力に変えられることもあります。
「土地は100点満点でなくても大丈夫です」というのは、私たち設計者が日頃からお伝えしていることです。
土地の魅力を生かす間取りの例
敷地の条件が違えば、同じご要望でも答えになる間取りは変わります1。この点は、別の記事でも詳しくお話ししています。
土地の欠点をすべて消すことはできませんが、魅力のある方向に暮らしを向けることはできます。
間取りの役割は、そこにあると考えています。
購入前の土地の見方
土地の良し悪しは、価格や広さだけではなかなか判断できません。
購入を決める前に、その土地でどのような配置や窓の取り方ができるかを一度考えておくと、候補同士の比較がしやすくなります。
I.D.WORKSでは不動産のご相談も承っており、土地探しと設計を並行して進めていただけます。
候補の土地が複数ある場合も、設計の視点で見比べると、それぞれの土地のどの魅力を生かせるかが見えてきます。
土地探しの段階からのご相談も承っています。
- 「敷地が違えば間取りも違ってくる」という考え方は、旧スタッフブログ「家づくりのこと」(2021年5月・設計 川端)に基づく。 ↩︎