■うどん県から届いた讃岐うどん
今年はなかなか梅雨が明けませんね。
前例にない気候をみていると、少しずつ天気のめぐりに変化がでているのかなとそんな風に感じます。
そんな7月半ばを過ぎたころ。
お世話になっている業者さんからお中元にいただいた手打ちうどん。
この「日の出製麺所」さんは香川県坂出市にある製麺所で、創業90年の歴史をもつ老舗です。
IDスタッフに日の出製麺所さんのファンがいるのですが、お昼1時間のみの営業スタイルでいつも行列ができるほど盛況しているのだそう。
営業時間が短いのはあくまでも製造と卸を本業にする製麺所だからというのが理由ですが、その心意気がいいなと思います。
新しい食に出会うとどこか気持ちがうきうきしますね。
打ちたての麺ならばさっそく頂こうとスタッフもやる気に。
手洗いや消毒などに気を付けながら、数か月ぶりのID食堂がオープンです!
・今日の献立・
◇日の出製麺所 究極の細うどん「練」
◇玉子焼き
◇3種のおにぎり(昆布/とろろと白ごま/大葉と天かす)
◇炊き込みご飯
■おかずは大定番の献立で。
ID食堂ではたびたび登場するおにぎり。
簡単につくれて、お腹にもたまって、親しみやすさもあるので重宝していますが、今回は具もさまざまに準備できました。
ひとつは昆布を包んだ正統派おにぎり。
海苔の代わりにとろろ昆布をまぶしたおにぎりは、隠し味に白ごまをふって変わり種に。
夏らしい味も味わいたいねと作ったのは、大葉と天かすを混ぜ込んでめんつゆで味を調えたおにぎりです。
そして3合まるまる炊いたのは炊き込みご飯。
こ事務所でお昼を食べられなかったスタッフ用も兼ねて作りました。
そして卵焼き係に任命されたのはふたりの男性スタッフ。
卵焼き器がないなか工夫をしながら焼き上げてくれました。
味付けもきび砂糖をつかったり、だし醤油をつかったり、アクセントにネギを入れてみたり。
油のひき方からそれぞれにちがう調理方法で、家庭の味が垣間見えておもしろいなと思います。
■美味しい讃岐うどんの再現に、いざ挑戦です!
茹で場を任されたのは日の出製麺所さんのファンである設計スタッフ。
本場の味を知っていることからお呼びがかかりました。
たっぷりの水を沸騰させた鍋に、打ち粉を軽くおとした麺をほぐしながら入れます。
ふつふつと煮えたぎるお湯で3~5分沸騰させつつ、ふきこぼれそうになったところでお水をさしたり、火力を調節したり。
そろそろかなという絶妙な加減でざるにうつします。(この判断がスタッフの経験値!)
生成りのような色のつやつや麺。
冷水でぬめりをとって、きゅっと〆たらできあがりです。
そして薬味はねぎ、みょうが、大葉、すだちの4種類。
シンプルなうどんだけにこだわってみました。
今回は藍のお皿に盛り付けて、お箸も食べやすい割りばしに。
複数の小麦を独自にブレンドし、塩とお水のみで練られたうどん。
日持ちより美味しさを優先させた麺はゆでる前の生麺仕上げです。
手間暇かけたであろう粘りのあるコシと小麦本来の味を、濃いめのおつゆとともに堪能しました。
食を一緒に楽しめる時間ってしあわせですね。
さて、次回の社食はいつ開けるでしょうか。
無事に梅雨があけて、夏がやってきてくれますように。
エチケットや健康管理にも気をつけながら、オープンまでの日を楽しみに過ごしたいと思います。