こんにちは。
山口市黄金町の新社屋予定地で着々と進んでいるリノベーションの第一期工事。
今日は敷地内の様子をお届けしますね。
blog 家づくりの技術シリーズで公開している記事と一緒にご覧いただくと、よりお楽しみいただけると思います。
staff blog 2022.1.27「 新社屋敷地内に建つ古民家 住宅1のお話 」
まずは道路面にいちばん近い建物、まちの皆さんに開く食堂+空間について。
(blog家づくりの技術シリーズでは住宅1と呼ばれている建物です)
先日内部足場が解かれ、建具や照明などが少しずつ届きはじめました。
土壁が映える吹き抜けにはシャンデリアが付き、薪ストーブを迎え入れる準備も整っています。
アーチ開口のここはお手洗い室で、撮影に入った時は職人さんが作業をされていました。
定規で測って、鋸で切って、鉋で削って。
さまざまな工具を使って、少しずつを繰り返しながら進めていきます。
ものづくりは人の手による地道な積み重ねでできていますね。
厨房機器も設置され、食堂の雰囲気が増してきました。
社員食堂としてずっと愉しんできた“食”をあと少しで皆さんと共有できることが嬉しいです。
中庭に面したここはベンチ空間や薪置き場として活用したいと考えています。
この木製家具は付き合いの長い木工職人さんからいただいた、古い脚付き火鉢。
シルエットも飴色に沈んだ風合いも素敵です。
電源コードが使えるようなら室内用でも良さそうですが、木炭を入れて庭のベンチで憩える場を作ってもいいねとスタッフ同士妄想を楽しんでいます。
正面のアプローチには背の高い松も植わりました。
この敷地と出会ってから縁の深い庭木です。
敷地のシンボルツリーとして様々な人を迎え入れる存在になってくれますように。
そしてスタッフが働く社屋は敷地の一番奥にある建物になります。
湯田温泉にある常盤旅館の一室を移築して造られたお家で、2階は欄間や階段手摺などからその名残を感じられます。
傷みの激しい箇所を補修しつつ、残すところ新しくするところのバランスをとりながらリノベーションしました。
いち早く仕上がったばかりの新しい社屋。
引っ越し準備と相まってここ数週間は敷地に足を運ぶ機会が増えています。
蝋梅が開花するなど春の兆しがあちこちで感じられ、草花観察も活発になりはじめています。
今年初開花の乙女椿。透き通るような花びらの造形です。
“難を転ずる”いわれがあり、火災・厄除けの植物として親しまれている南天も実をつけていました。
珍しい白南天もあり、めでたい紅白で揃っています。
こちらは白実万両(しろのみまんりょう)。
南天や千両とともに縁起の良い植物とされていますね。
なかでもこの万両は家が長く栄えると言われたり、商売繁盛のご利益もあるのだそうです。
先日無事に終えることができた引っ越しの様子は次回blogにてお伝えさせていただきます。
こちらもぜひお楽しみくださいね。