■恭賀新年 今年も食を愉しみましょう
1月も半分を過ぎましたが、あけましておめでとうございます。
2022年のID食堂 準備室は社員に向けた七草粥のお支度からスタートしました。
七草粥は春に芽吹く野草から生命の力をいただく伝統的な風習です。
お正月のご馳走に疲れた胃を休めたり、青菜が少ないこの季節に不足しがちな栄養を蓄える意味合いもありますね。
縮こまってしまう寒の入りも身体を温かくして仕事に励んでもらえるようにと、野草を湯掻いたお汁と沖縄のお塩で柔らかな味に調えて。
スタッフみんなで美味しくいただき、無病息災と長寿も願いました。
(地域の違いはありますが、)数日後の松の内が明けた1月11日は鏡開きの日。
日常に戻るはざまの季節は底冷えする寒さも相まって疲れの出やすい頃です。
いつも以上に身体を労わってほしい気持ちから、この日は本社に飾っていた鏡餅を割っておぜんざいを作りました。
粒餡をふっくら炊いてとろみをつけたお汁に、こんがり焼いたお餅を浮かべて。
温かくて甘い味に身体がほぐれます。
新しい年もどうか円満に過ごせますように。
1月15日。
新年初めのお弁当作りは、idworks新社屋の敷地内にある庭でお飾りを探すところから始まりました。
1月のキリッとした空気によく似合うと直感で選んだのは松。
剪定すると切り口から松脂が出てきましたが、よく洗い乾燥させるとお飾りとして舞台に立てる姿に様変わりしました。
メイン料理はおめでとうの気持ちを込めて鯛めしを作りました。
そして今年はいよいよ、まちの皆さんにむけて食堂がオープンします。
さまざまな出会いとお導きをいただき“社員食堂”から“まちの食堂”へと変わってきましたが、新年も身体と心を思いやる豊かな食をお届けしていきます。
【 2022年1月15日 ことわざ弁当 献立 】
・七味唐辛子入り巻き鶏ハム 庭の柚子添え
・里芋と海老の春巻き
・手綱蒟蒻のピリ辛煮
・蒸し蕪の塩ひじき和え
・小松菜の荏胡麻ナムル
・蒸し新牛蒡の葱山椒漬け
・揚げ南瓜の八方出汁
・カリフラワーと紫大根のピクルス
・蕪の葉のおかか煮
・白菜と庭の柚子の漬物
・おめで鯛めし
おまけのサンドイッチ。
ゴトウパンさんの県産小麦もちもち食パンで、年末年始に使いきれなかった玉子を挟みました。
旬を迎えている春菊がやわらかく、サラダのような生食感を楽しみました。