暮らしのなかでもっとも身近で親しみやすいクリエイティブは、毎日の料理だと思っています。
味付けの濃淡や調理法もそうですが、各々家庭の味やこだわり・工夫があるように、同じレシピを作っても仕上がりなどそのニュアンスに個性が滲み出るのが面白いです。
I.D.Worksには料理好きで食べることも大好きなスタッフがたくさんいるので、こう作ってみよう、こんな方法もあるよねと多様なアイデアが集まったり、新しい発見に出会えるのもID食堂の楽しさかもしれません。
■ 社員の声から生まれたちいさなお楽しみ
ことわざお弁当では三つ折り紙の「本日のお献立」とは別に、小さなレシピカードもお包みしてお渡ししています。
「お弁当で頂いたおかずのレシピを作りたい、家族や親しい人にも食べてもらいたい」という社員の声から生まれたのですが、それぞれの暮らしで新しいことをはじめるきっかけにしていただけたらと思っています。
これまでにお渡ししたのは、塩ひじき、五香粉、切り干し大根、里芋と海老の春巻き、自家製マヨネーズなど。
毎回ナンバリングしているので、コレクションする楽しみも感じてもらえたら嬉しいです。
またカードには切り取り線を記して切ったり貼ったり書き込んだり、自由に綴じられるデザインにしています。
自分だけのスクラップブックをぜひ作ってみてくださいね。
本格的な冬の到来を前にした12月14日の献立は洋食寄りの内容でした。
普段はジャガイモで作るマッシュポテトを薩摩芋で作って甘みをひきたてて。
ジリジリ焼きの蓮根はいただきものの岩国蓮根です。
“先を見通せる”と縁起を担いでいますが、岩国蓮根は穴がひとつ多いので輪をかけて良さそうですね。
蒸したり、網焼きしたり、ソテーしたり、和えたり。
いろんな調理法で音楽のように楽しみながら旬のお野菜を盛沢山に使いました。
この日のレシピカードに選んだのはハーブスパイスチキン。
皆さんのクリスマス・年末の食卓を彩っていただけたらと思います。
【 2021年12月14日 ことわざ弁当 献立 】
・自家製マスタードと瀬戸内檸檬 ローズマリーとフェンネルの鶏肉ソテー スィートマッシュポテト添え
・里芋と海老の春巻き
・網焼き蒸し大根 オレガノと胡麻かけ
・ブロッコリーの自家製マヨネーズ 唐辛子和え
・人参の柚子グラッセ
・冬蕪のブロッコリーソース和え
・牛蒡とアンチョビのサラダ
・岩国蓮根のジリジリ焼き
・幸せの黄色いご飯