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40度に迫る猛暑日が続いた8月中旬。
さすがに疲れがたまってきたぞ……と、美味しいごはんを食べて暑さをのりきるべくID食堂をオープンすることに。
夏バテ気味になってくると、おそうめんなどの冷たい食べ物やのどごしのいいものを口にしたくなりますが、今回はしっかり食べて栄養も摂れるような献立に挑戦してみました。
メインディッシュは夏の陽射しをたっぷり浴びてもりもり育ったお野菜たち。
ルゥの隠し味には定番のにんにくとしょうが、そしてはちみつを。
いつもよりちょこっと欲張って、たくさんの食材を使ってみます。
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◇人参と伊予柑とレーズンのラぺ
■だし粉が隠し味の特製カレー
お肉は牛モモと牛すじの2種を厚切りで。
隠し味にだし粉を揉みこんで馴染ませました。
またお肉を常温に整えておくことで、熱が均等に伝わって美味しく仕上がります。
刻んだにんにくとしょうがを弱火で炒めていきます。
油に移った香りがふんわりと匂ってくるこの瞬間。
準備した食材がおいしく仕上がりはじめる合図のようで、いつもわくわくします。
次に、たっぷり刻んだ玉ねぎを飴色になるまで根気よく炒めます。
それからお水を注いでぐつぐつ煮込み、灰汁がでたら丁寧にとっていきます。
とけだした野菜のうまみが良い感じです。
このとき、いただきもののはちみつも入れてみました。
牛すじが柔らかくなってきたところでルゥをとかして、弱火でじっくり煮込めば完成です。
グリル野菜にと選んだのは、おくら、かぼちゃ、れんこん、ズッキーニ、パプリカ。
それぞれにひと口大に切って焼き目をつけていきます。
この工程も仕上げにだし粉をふってみましたよ。
ゆで卵はお客様からいただいたお手製の塩麹を使って、ひと晩漬の煮卵に!
■困ったときも頼れる、人参ラぺ
副菜は人参と伊予柑とレーズンのラぺ。
千切りした人参をお塩で揉んで馴染ませている間に甘酢を作ります。
みりんと少しのお砂糖のほか、今回はだし粉もいれて、熱して酸味をとばしてまろやかな口当たりに。(電子レンジでもOKです)
そこに、ぎゅーっと水気をきった人参とレーズン、缶詰タイプの伊予柑、缶詰シロップを合わせてひと晩寝かせました。
お皿に盛り付ける前に、すりごまとアーモンドで和えて葉ものを散らせば完成です。
さっぱりした甘さがちょうどいい箸休めになって、彩り華やか、お弁当にもおつまみにもなる優秀レシピ。
日持ちもするので常備菜としてぴったりです。
食材がずらっと揃ったところで時刻はちょうど12時。
炊きたての白米をよそってルゥをかけて、グリル野菜をのせたらID特製カレーのできあがりです。
みんなの気持ちのいい食べっぷりにも元気をもらえました。
夕方には工務スタッフも事務所に帰ってきて、皆おいしそうに食べてくれて。
お鍋いっぱいに作ったルゥもあっという間にすっからかん!
処暑を過ぎ、朝夕の暑さは少し和らいできたように感じていますが、今こそ気を抜かずにいたいですよね。
夏野菜にパワーをもらいながら、秋の季節を待ちわびたいと思います。
それでは、また次回のID食堂の日に会いましょう。
2020年8月29日に公開された「I.D.Works BRAND MOVIE 2020」のワンシーンに、この日のID食堂の様子がちらりと映っています。
ぜひご覧くださいね。