■2019年のID食堂食べ納めは…
いよいよ2020年になりましたね。
新しい年も変わらず、美味しい食を楽しくお届けできたらと思っています。
歳をまたいでしまいましたが、今回のID食堂は年末につくったレシピの記録です。
11月の「健康ごはん」を皆で食べて、これで2019年も食べ納めかしらと思っていましたが、12月の終わりに旬の海の幸が届きました。
はじめて生でお目にかかった下松市の特産品「笠戸ひらめ」。
ひらめの旬は11月~2月、特に肉厚で脂ののった“寒平目”と呼ばれる時期なのだそうです。
それならば活きの良いまま捌いてお刺身に!と、ID食堂がオープンしました。
・今日の献立・
◇笠戸ひらめのお刺身
◇笠戸ひらめととろろ昆布のあら汁
◇しそわかめご飯
■山口の海の幸定食
ひらめ捌きの経験はスタッフ皆初めて。
普段捌くカレイとは違うため、あれこれと思案しながらの調理になりましたが、新鮮な体験でした。
まずは胸びれの付け根から頭を落として、内臓を取り除き水洗い。
皮と身の間に包丁をおき、皮をひっぱりながら分けていきます。
お腹の真ん中あたりに沿って包丁を入れ、5枚におろします。
最後にサクを斜めに薄くそげば、お刺身の完成。
ほんのり甘くて、こりこりぷりぷりの食感がたまらなく美味しかったです。
貴重なエンガワも。(捌いてくれたスタッフのお腹のなかへ。)
残った骨身やヒレ部分はあら汁のお出汁で活躍してもらいました。
うま味だしと相まって、ほんのり優しい味わいに。
お椀によそった仕上げには、とろろ昆布をお好みでのせて。
とろんと幸せな口当たり。心から温まるお汁です。
お粗末ですが、盛り付けはこんな風に。
12月末。ぎりぎり新米の白ごはんには、萩・井上商店のしそわかめを。
山口県民にとって王道のごはんのお供ですよね。
図らずも県産の美味しいもの尽くしのお品書き。
幼いころはあまり気にならなかったですが、大人になると地のものを食卓で味わえることの豊かさを感じるようになりました。
それではまた次回、ID食堂のオープンでお会いしましょう。
2020年もお付き合いのほどよろしくお願いします。