■お野菜たんまり、揃いました!
新社屋の着工前イベント「ことわざ “ことのはじまりはここから”」を無事に終えて、ひと息ついていた頃。
お施主様から届けられたのは秋の恵みたち。
並べてみると品評会のようで楽しくなってきました。
さっそくどんな献立にしようかと朝の社食ミーティング。
もう冬も目前の気候です。
今回は体をあたためる豚汁と栄養満点のおかずを作ることになりました。
またスタッフの田んぼで収穫した新米も味わおうと、いつもより少し季節を意識した献立を考えました。
・今日の献立・
◇新米ごはん
◇秋野菜の豚汁
◇ピーマンの肉詰め
◇紅芯大根の甘酢和え
◇ヤーコンのきんぴら
◇ブロッコリーとヤーコンのマスタードマヨ和え
◇柚子白菜
◇ピーマンのおかか和え
■目移りするようなお色にうきうき
実は今回から調理器具が新しくなりました。
フライパンはピカピカ、譲っていただいたお鍋もこんなに大きい!
新しい道具ってわくわくしますね。
大事にお手入れしながら使っていきたいと思います。
さて、まずは豚汁の下ごしらえから。
生姜の千切りを昆布出汁へ入れて沸騰させます。
ひと手間ですが、冷えた体を芯から温めてくれる隠し味です。
具材は人参、白菜、大根、こんにゃく、厚揚げ豆腐も。豚肉も忘れずに。
優しい色合いに気持ちもほっこりしますね。
お次はおかず作り。
目の覚めるような紅芯大根を銀杏切りにして塩もみに。
みじん切りにした大根の葉と柚子の皮も一緒に甘酢で漬けました。
仕上げに蕪をいれて紅白にしてみましたよ。綺麗に色がでてくれるかな。
バターで炒めた玉ねぎはピーマンの肉詰め用です。
ゆっくりじっくり炒めて飴色に。
飴色の玉ねぎとお肉のタネをピーマンにぎゅっと詰めて焼いていきます。
じゅうじゅう蒸してしっかり火を通せばこんがり良い色!
お肉とピーマンが剥がれやすい肉詰めですが、輪切りしたピーマンに片栗粉をまぶしてタネを詰めると綺麗に仕上がりますよ。
ピーマンの肉詰めででた肉汁を使って特製ソースを作りました。
今回合わせたのはオイスターソースと醤油、お酒、みりん。
照りっと煮込んでほんのりとろみをつけたら完成です。
余ったピーマンは、細切りにしてレンジでチン。
熱々のところに鰹節と醤油、ごま油、お砂糖を絡めました。
さっぱり風味が箸休めにちょうどいい柚子白菜。
お出しのパックを入れて浅漬けにしたお手軽レシピです。
■梨みたいな大根?その正体とは…!
たくさん並べられた野菜のなかから、さつまいもらしきものを輪切りにすると様子がおかしいことに気づきました。
試しに食べてみるとシャリシャリとした食感です。
少し水分の足りていない大根のような?でも梨のように甘い!
???
これは一体?と調べてみると「ヤーコン」という名前の野菜のよう。
キク科の仲間で根菜に分類されているヤーコンは、フラクトオリゴ糖がたっぷり含まれていて、血糖値の抑制や腸内環境を整える作用があるとのこと。
ごぼうや玉ねぎにも含まれていますが、ヤーコンが含むフラクトオリゴ糖の量は群を抜いているそうです。
調理方法は生のままでも、煮ても焼いても揚げてもOKということなので、今回は急遽、きんぴらとサラダ和えを作ってみることにしました。
灰汁をぬくため、皮をむいて千切りにしたヤーコンを水にさらします。
水気をとったヤーコンと茹でたブロッコリーを混ぜます。
そこに特製マスタードマヨソースを和えるだけのシンプルなサラダです。
お次はきんぴら作り。
油をしいたフライパンで人参に火を通します。
しんなりしたらヤーコンを入れて、ジャジャッと手短に炒めます。
味付けは普段の作り方と同じように、みりんと醤油で整えて白ごまをふったらできあがりです。
味見をしてみるとシャキッとした食感がマッチしていて美味!
切り干し大根の感じに近いかもしれません。
緑、黄、紅、橙、白、茶。
見ているだけでも元気がでてくるような、そんなお野菜プレート。
食べ物の色って発色も濃淡もさまざまで面白いなと思います。
ハッとするような色かと思えば、素朴な色だったり、どこか落ち着く色だったり、清らかだったり。
どれもそれぞれの美しさがあって飽きないですね。
そして今回は新しい食材にも出会えた日でした。
こういう予期していない出会いや発見って本当に魅力的。
ちょっとのサプライズが毎日を楽しくしてくれるなと思います。
また次回もお楽しみに。