■秋の醍醐味 さつま芋掘り
秋晴れの空が広がった10月8日。
この日、スタッフの野菜畑でさつま芋堀りをしてきました。
自然豊かな土地で丁寧に育てられたお芋は、安納芋と鳴門金時、紅はるか。
皆童心に戻ったかのように熱中した1日でした。
前菜にもメインにも、時にはスイーツとしても食卓を彩ってくれるさつま芋。
そっと寄り添ってくれるような甘さで、口にするたび気持ちが和む大好きな食材です。
さつま芋の原産地は中央アメリカと言われていて、日本では江戸時代から栽培されてきました。
美肌作りや細胞の老化防止に効果があるといわれるビタミンC、ビタミンEなどを含んでいますが、他の野菜に比べて熱しても失われにくいため、蒸したり焼いたりするのがおすすめの食べ方です。
栄養価が高く、秋の味覚としてもおなじみのさつま芋を味わうべく、本日もID食堂オープンです。
今日の献立
◇さつま芋の炊き込みごはん
◇秋野菜のお味噌汁
◇煮卵
◇玉子焼き
■秋も深まる今日この頃。ホッと落ちつく和食でいただきます
さつま芋、きのこ、牛蒡、人参、葱、大根、白菜、鶏肉、お豆腐。
秋を感じる色とりどりの具材に料理が楽しくなってきますね。
それぞれを切って、下ごしらえ。
並行して卵料理の準備に取りかかります。
いつもID食堂で使っている卵は、宇部と下関に事務所を構えているコッコ宅配さんの「産みたて生たまご」。
光や風が入りこむ自然環境に近いゲージで、全ての工程を手作業にこだわる予約制の宅配屋さんです。
鶏舎で採卵された翌日に届く卵たちは、ぷっくり照った黄身が見るからに新鮮そのもの。
卵かけご飯が合う卵ですが、今回は煮卵と玉子焼きに調理します。
煮卵は短い時間で味を染みこませるため、濃い目のたれに漬け込み、卵焼きは砂糖で甘めの味付けに。
さつま芋は灰汁が強く、切ってそのままにしておくと黒ずんでしまうため、すぐにたっぷりの水にさらします。
しばらく置いて、水が白く濁ってきた頃がザルにあげるベストタイミング。
水気をとって、お野菜・鶏肉と一緒に炊飯器へ入れて、スイッチオン。
さあさあ、炊きあがるまでにお味噌汁も作ってしまいましょう。
大根、人参を火にかけ、ひと通り煮立ったところで、きのこや白菜などをいれ、最後にお豆腐、長ネギを。
今回のお出汁は、あごだし・鰹節・真昆布・焼きあごがブレンドされた浜のうまみだし。
あごだしはかつお節や昆布などとも相性が良いとされていて、相乗効果でより美味しく、上品さを際立たせてくれるんです。
そしてお味噌汁の吸い口には、旬のすだち。
薄く削いだ果皮を入れても、果汁を絞っても◎。
美味しさをより一層ひきたてる名脇役さんです。
そうしているうちに、炊き込みごはんができたようです。
少し蒸らして蓋をあけると、、湯気の中から現れる秋色の釜。
炊きあがった美しさは一級品です…!
牛蒡と鶏が香る炊き込みごはんに、お味噌汁の優しい味わい。
おかわりするスタッフが続出するほど好評でした。
次回のオープンもどうぞお楽しみに。