■事務所にやってきた春の味覚
前回から随分日が経ってしまっていました。
冬の気配がすっかり薄まって、ぽかぽか陽気に誘われる日が続く4月です。
そんな中、春だねなんて話していた日に事務所へ届いたのは立派な筍!
お施主様からの嬉しいおすそわけに、スタッフもにこにこ。
ご無沙汰なID食堂ですが、張り切ってオープンです!
今日の献立
◇筍の炊き込みごはん
◇筍とわかめのお吸い物
◇新鮮卵の厚焼き玉子
■美味しい食卓の下ごしらえ
鮮度が大事な筍。採れたてから時間が経つほどに、身の硬さとえぐみが増していくんです。
旬を逃さないためにも、その日のうちに灰汁抜きを済ませることに。
剥けども剥けども、、まるで玉ねぎみたいな筍の皮は、いつか生き物のように動き出してしまいそうで面白いなと思います。
皮の毛が浮いたりするのを避けるため、今回はある程度剥いた状態で灰汁抜きスタート。
筍の灰汁抜きはお米のとぎ汁もしくは米ぬかを入れると言われてますが、その代用になるのが生のお米。
お米をそのまま入れて、たっぷりのお水で40分~1時間。
この方法でもしっかりと灰汁抜きができるんです。
根元にしっかり火が通っているのを確認し、自然に冷ませば下処理完了です!
今回は、やわらかくて一番おいしい先端部分の穂先を、お吸い物に。
繊維が多く、しゃきしゃきの触感を楽しめる根本は、炊き込みご飯に使うことにしました。
筍を切っていると、ピースサインの形を発見!
これを食べ当てたスタッフは幸せになれるかもなぁなんて考えながら、炊飯器に食材と白米、調味料を加えてスイッチオン。
その間に、おかずの卵焼きを作りました。
卵はいつもの、コッコ宅配さんの産みたて生卵。
毎回焼く人が変わるため、甘かったり、お出汁が滲みていたり、味付けに個性がでるのも密かなお楽しみです。
■春のごちそうはできたてのうちに
醤油のおこげが食欲そそる、春の炊き込みごはんが完成しました。
冷めないうちに頂きましょう!
最近のID食堂のブームは、定食+商店街で買い足したお惣菜のバイキングスタイル。
毎回ワッと歓声をあげてくれて、みんなでおいしい体験を共有できるから楽しいなと思います。
そして現場監理に奔走する工務スタッフには、定番のおむすびを。
くたくたになって帰ってきても、元気になってもらえるように、たくさん握りました。
春がやってきて、食材も一気に顔ぶれが変わって。
おいしい毎日に磨きがかかる今日この頃。
次はどんな料理を楽しめるかなと胸が躍ります。