〇二十四節気の七番目【立夏】
穀雨から数えて15日頃、今年の立夏(りっか)は5月6日にあたります。
夏が立つ。暦の上での夏が始まりました。
日本各地で1年間の豊作を願い、田植え神事などの祭りが多く開催される時期。
多くの人は連休が終わり、暮らしのペースを普段通りに戻している最中かもしれませんね。
暑すぎず寒すぎず、湿度も低くさわやかな立夏は、1年のうちもっとも過ごしやすい気候です。
日差しに汗ばむような日もありますが、しばらくすれば梅雨入りに。
その時期をすぎると、本格的な夏が訪れます。
天候が安定している今の内に、衣替えなどの支度を済ませ、英気を養いながら次の季節を迎えましょう。
〇カーネーションに込める想い
日本における母の日は5月の第2日曜日、今年は5月12日です。
この日にカーネーションを贈るという習慣は世界中にありますが、日本ではアメリカのある女性が母親の命日に教会でカーネーションを配ったことが由来とされています。
“母の愛”という花言葉をもつカーネーションは、“母性愛”を象徴するお花。
母が健在であれば赤いカーネーションを、亡くなった母には白いカーネーションを贈っていたそうですが、今ではオレンジや青などカラフルに展開されていることから、色にこだわらず楽しまれています。
実はその色によって意味が変わってくることをご存知でしたか?
・カーネーションの色と意味合い・
白「尊敬、純潔の愛、私の愛情は生きている」
※亡くなった母を偲んで贈る定番の色です
赤「母の愛、真実の愛」(その中でも色味の深い赤は、「私の心に哀しみを」という意味合いに変わります)
ピンク「感謝、気品、美しい仕草、温かい心」
紫「誇り、気品」
青「永遠の幸福」
黄「軽蔑、嫉妬」
オレンジ「熱烈な愛、純粋な愛」
※恋人に向ける愛に近いニュアンスです
日々想っていても、なかなか畏まっては伝えられない感謝の気持ち。
今年は花束に込めて伝えてみませんか。
〇毎年5月9日はアイスクリームの日
この日を制定したのは、現在の日本アイスクリーム協会。
はじまりは東京オリンピックが開催された1964年、アイスクリームのシーズンインとなる連休明けの日に、たくさんの人にアイスクリームを楽しんでもらえるようにと願った事業が行われ、さまざまな施設にアイスクリームをプレゼントしたことから。
スイーツの定番であるアイスクリームの起源は古代から(!)とされていて、疲れた体を元気にする健康食品として食べられていたようです。
その後、世界各地の王侯貴族を中心に嗜好品として広まり、日本にやってきたのは明治2年。
江戸末期に幕府が派遣した使節団が、訪問先のアメリカで食べたのが最初と伝わっています。
その33年後には、東京銀座の現・資生堂パーラーがアイスクリームとアイスクリームソーダの販売をはじめ、次第に今のように広まっていきました。
市販のもの、お手製のもの、種類も味も多彩なアイスクリーム。
初夏を感じる今に、おでかけ先やお家で楽しみましょう。