街の様子がクリスマスムードになり、あちこちにクリスマスツリーやオーナメントを見かける季節。
お家やお庭で組み立てて飾りつけをすることも、わくわくする楽しいひとときです。
そんなクリスマスツリーにはそもそもどんな意味があるのでしょうか。
諸説があるようですが、よく言い伝えられているのは、ツリーの起源が北ヨーロッパというお話。
そこに暮らす原住民が冬至のお祭りとして使っていた樫の木が始まりだそうで、冬の間も葉を落とさないことから「永遠に枯れることのない命」を象徴しています。
もちろんオーナメントにも1つ1つ意味が込められていて、主にはキリスト聖書のお話が多いようです。
【ツリートップの星】
聖書の中で、東方の三賢者をキリスト生誕地のベツレヘムへ導いたのが輝く星だという話があり、希望の星という意味も込められています。
【ベル】
キリストの誕生を知らせる挨拶と喜びの象徴。
人々が迷子にならず帰れるよう家畜の羊につけられるなど、魔除けのお守りという意味もあるそうです。
【林檎】
アダムとイヴが食べた“知恵の樹の実”のこと。
今では金色や赤色などのボールが代用されていますが、それぞれ色ごとに意味があるそうで、赤は林檎・キリストの血/白は純潔/緑は永遠/金銀は気高さ・高貴さを表します。
【キャンディケイン】
迷った羊を杖の曲がったところで引っ掛け、群れに戻すのに使っていたことから、助け合いの心を表す飾りに。
【靴下】
サンタクロースのモデルとなった聖ニコラスが、貧しい家の子供を助けるために金貨を煙突から投げ入れた際、偶然入ったのが靴下だったそうです。
【イルミネーション】
キリストが「世を照らす光」の象徴だったことから飾られるように。
樹の間から見える星空の美しさを何とか再現するため、小さなろうそくを灯したことがきっかけと伝わっています。
何気なく飾っていたオーナメントも、込められた深い意味を知ると、より楽しめそうですね。