○UVプリンターとは
ものづくり三種の神器「レーザーカッター/3Dプリンター/CNCルーター」に並ぶデジタルファブリケーションとして注目されているマシンです。
家庭用のインジェットプリンターと比べ、刷れないものの方が少ないと言われるほどで、木や鉄、ガラス、プラスチック、革・布までOK。
立体的なものや凹凸のある素材に対しても刷れるので、ペンやゴルフボールへの印字やスマホケース制作など、アイデア次第で無限に可能性が広がります。
また、1個からの小さなロットですぐに作れることも魅力です。
○アクリル写真立てを作ってみよう
今回はRolandのUVプリンターを活用している「ハイキューパーツ」さんの印刷部門にお邪魔し、アクリル写真立てを作ってみることに。
ギーク感漂う事務所に、わくわくしてきます!
ハイキューパーツさんは、デカールのデザイン制作をメインにパーツなどを扱う専門会社。
「デカール」とは、プラモデル用の水転写シールのことです。
ミリ単位で個人オーダーができるなど、ここまで細かなオーダーを叶えているのは珍しく、全国に多くのファンがいらっしゃるそうです!
○準備するもの
・印刷したい材料(今回はアクリル板フレーム)
・デザインデータ(ベクター形式/CMYK/画像は400~1440dpi)
はじめに、エタノールで印刷面を綺麗に。
汚れや指紋を取り除いたら印刷台のメモリにあわせ、四隅をセット。
ここでもホコリが付かないよう、刷毛での掃除を入念に。
写真フレーム用に作成したイラストレーターデータ。
手描きのイラストをスキャンして、データを作ることもできます。
これをプリンタに接続しているPCソフトで読み込み、設定すれば準備完了。
いよいよ、印刷スタート。
ボックスが高速で往復し、じりじりと画像が浮かび上がってきました。
青く光るレーザーはUV。
この光が瞬時に特殊インクを固め、あらゆる素材にプリントできる秘密です。
印刷が始まってから約20分。
発色を良くする白インクも重ねられ、無事に仕上がりました。
スタンドを取り付けて……
完成です!
環境や扱いがよほど悪くない限り、インクは半永久的に落ちません。
72種ものテクスチャパターンも選べるそうで、デザインの幅がぐっと広がります!
プレゼントやノベルティ用、ものづくりが好きな方はプロダクト制作ツールとしても頼りになるUVプリンター。
お気に入りのデザインで、自分らしいグッズづくりを楽しんでみて下さいね。
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□株式会社ハイキューパーツ
山口市中央5丁目8-7 オフィスQ
TEL:083-932-1323
P:赤い板の車止めがある3~4台分
※事前アポイントをお願いします
□ハイキューパーツ 印刷分室
山口市中央5丁目15-13 5treetown 住夢103
TEL:083-976-6663
http://www.hiqparts.com
○利用システム
スタートアップ段階のため問い合わせをお願いします
※自ら機械を動かす場合、事前研修の受講が必要です
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