間口が狭く奥に長い狭小地に28坪の二階建て住宅を計画しました。
建物の中央にはまっすぐ見通せる廊下を、その両サイドには居室と庭を交互に配置し、蟻の巣のような構成になっています。
そのため各居室は独立した空間であり、庭を介して繋がり合う空間でもあるため、歩く方角や視線の向きによって多様な風景が生まれます。
また今回は室内の照度も意識しました。ほの暗さを感じられる居室は柔らかな自然光が届き、夜は落ち着いた灯りの安心感に包まれます。
様々な設計手法/要素により、住居の高さと広さ、奥行きが交錯し、内外の境界が常に移り変わる感覚を覚えます。
躯体性能:耐震等級 3 (許容応力度計算による構造計算)
認定長期優良住宅 取得