自らの手で育てる“余白”を残したリノベーションです。
生活や気分で自由に楽しめる、住まいの変化に柔軟な家をお施主さまと共に考えていきました。
中古住宅選びの大きな決め手はロケーション。穏やかな川が流れるこの場所はUターンで思い描く生活環境に近かったことから購入を決められ、計画がスタートしました。
プランでは床/壁/天井の断熱と二重窓による性能向上を図りつつ、可変性をもたせた間取りや仕様をご提案させていただきました。
リビングダイニングは光を遮っていた壁を大胆に取り払い、お庭まで見通せます。また古い水屋箪笥をリメイクしたキッチン作業台は収納棚を増やし、天板には台湾蛇紋を選んでいます。
天気の良い日は透明度の高い特注屋根のデッキへ。桜の古木や紅葉、柚子、金木犀、柿など、既存の庭木と新しい植栽を愛でるお庭で、四季を肌で感じながら食事をしたり、リビングのように寛いで過ごしたり。
お施主様ご家族の心地いいペースで、それぞれの楽しみを見つけていく日々を想像しています。
【 before 】