先日公開させていただいた職人さんの手仕事【IDモデルハウスmovie】はいかがでしたでしょうか。
社内ではこの動画をふりかえりながら、秋の完成が待ち遠しいねと皆で胸を躍らせています。
今日は動画の後半に映っていた建て方2日目の様子をお届けしたいと思います。
まだまだたくさんの写真が並びますが、引き続きお楽しみくださいませ。
初日は曇り空スタートでしたが、2日目の朝は夏日のような晴天!
ぬけるような青い空が広がっていました。
神様に現場を見守っていただけるよう、盛り塩とお神酒で四方を清めて皆で安全祈願。
熱中症対策も十分にさっそく現場が動き出しました。
今日は棟梁さん以外の顔ぶれが全員変わり、4人の大工さん、そしてオペレーターさんと運送屋さんでの作業です。
昨日床組みを済ませた2階スペースで、屋根を支える柱や梁を立てていきます。
人数が倍以上に増えたことで作業スピードもぐぐっとあがり、あっという間に立体的な骨格が形つくられました。
片流れの母屋と、棟上げの語源になっている棟木(むなぎ/屋根の一番高いところに設置する木材)が無事にあがりました。
この家での暮らしが安全で豊かなものになりますように、そんな思いで見届けることができました。
縦横無尽に動き回る5人の大工さん。
初日の雰囲気とはまた少し違って活気に満ちています。
この頃には細かな工程が増え、より息の合った動きが求められているように感じました。
施工の場所によってさまざまな金物が用いられますが、これは鎹(かすがい)と呼ばれる釘。
尖った先端が2つあり、コの字をしています。
写真のように両端をつなぎ合わせる木材に打ち込んで、しっかり固定させていきます。
空へ高く高くのぼっていく無垢材。
見ていてとても気持ちがいいです。
軒桁(のきげた)に、垂木(たるき)とよばれる屋根の下地材を打ち付けていきます。
今しか見ることのできないこの眺め。
昔ながらの「在来工法」の美しさならではです。
屋根下地が整ったところで、屋根材を支える野地板(のじいた)を敷き詰める工程に。
ここもビスや釘をつかって固定していきます。
1階では耐力壁の取り付け工事が進んでいました。
設置個所にあわせて裁断し、1枚ずつ大きさを調整していきます。
柱にあてがった耐力壁を釘で等間隔に打っていく職人さん。
手際の良さがより光る作業です。
同時に躯体工事もはじまったようです。
柱と柱の間に取り付ける細い柱(間柱/まばしら)や筋交いなどをつけて、窓サッシが入るスペースを作ったり、耐力壁の強度を保つ施工です。
ここは構造づくりの重要な作業。
後日、日本住宅検査保証機構(JIO)さんの検査も入念に行われます。
夕方には屋根屋さんも来てくださって、屋根の防水シートを丁寧に敷いてくださいました。
ステープル(タッカー)と呼ばれるホッチキスのような大針でトントンと留め付けていく職人さん。
日が落ちる前に目標としていた屋根仕舞いまでできました。
ここまでできればもし雨に降られても大丈夫です。
大工さん、業者さん、暑い中おつかれさまでした。ありがとうございました。
梁や柱を組む豪快さだけでなく、緻密さと集中力、そしてチームワークも必要とされる大工の現場。
人の手がつくりだす力とそのワクワクを一緒に感じていただけたのならうれしいです。
また、完成後は見えなくなってしまうことが多い部分だからこそ、しっかりと見ていただきたいです。
モデルハウスの進捗は今後もお伝えしてまいりますので、どうぞお楽しみに。
■初日の内容はこちらからどうぞ↓
2020年6月11日 「I.D.Works初のモデルハウス、着工です!前編」
■職人さんの手仕事【IDモデルハウスmovie】はこちらからどうぞ↓
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