12月も折返し地点を過ぎましたね。
事務所は年末のお引渡しと仕事納めにむけて、少しずつ慌ただしくなってきました。
今日はID不動産が中心となって進めるリノベ済中古住宅のお話をさせて頂けたらと思います。
先日SNSで報告させて頂きましたのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、その第3弾となる計画がスタートいたしました。
リノベ済中古住宅企画は、建物の持つ雰囲気を大事に、暮らしやすさとお求めやすさも考えつつ、物件探し、企画、設計、施工まで手がけさせて頂くリノベーションです。
▲山口市三の宮 リノベーション ( Before / After )
▲山口市古熊 リノベーション ( Before / After )
これまでに上記のお住まい手がけさせて頂き、この度また、素敵な中古住宅との出会いがあり、企画をスタートすることになりました。
今回の物件は、山口市大内御堀にある築47年の木造平屋建て住宅。
街にも自然にも近い立地も◎でした。
そして何より、屋根瓦が良好な状態だったこと、30坪という丁度良い広さ・間取りであったことが決め手となりました。
初回の現場打合せを行ったのは11月末。
工務と設計、インテリアコーディネーター、耐震技術のスタッフ4人で、何を活かしてどこに手を入れていくか、それぞれの目線で意見を出し合いました。
今はコンセプトや間取り、インテリアなどの選定を進めつつ、年明けには解体工事が完了する予定です。
今後もぜひ楽しみにしていて下さいね。
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こうした中古物件探しをしていると、空き家を持たれている方から様々なご相談を頂きます。
最も多いのは「思い入れがある家なので、壊さず残したいと悩んでいます。けれど、古くて家の状態がよくわからないので、崩すしかないのかと思い始めているんです」という声です。
建物を手放す選択であるものの、大事に住まわれてきた家を全て無くしてしまうのは躊躇することと思います。
とはいえ時間の流れは残酷なもので、悩まれている間にも、家の劣化や傷みの進行は早まり、手遅れになる問題も起こっていたりするんです。
過去には、もうすこし早い段階であればリノベーションによって再生できたケースもありました。
そのため “次の住まい手に選ばれやすい家” として再生するために、早い段階で家の状態を知り、レスキューできる内に手を施していくことが最良かと感じています。
気がかりなこと、不安なこともあるかと思いますが、これまでのリノベ済中古住宅や今回のお住まいがどのように変わっていくのかをご覧頂き、家主様のお悩みが少しでも軽減したり、空き家活用のヒントになることができれば嬉しいです。
私たちがリノベーションを通して思い描いていることは、家を単なる消費物として捉えるのではなく、時間とともに家が育ち、味わいが増すものにしていくこと。
暮らしを楽しみながら、大切に住み継いでいく価値観が広がったら素敵だなと、そんな気持ちで日々家づくりに携わらせて頂いています。
いつでもお気軽にご相談下さいね。