5月5日はこどもの日。二十四節気の暦では立夏の日でしたね。
周南オフィスではお店の前に立っているハナミズキの若葉がまぶしく、清々しい気持ちになります。
そんな春と夏の境目の季節だからか、ここ最近は山口市黄金町にある新社屋予定地の散策がますます楽しく、事あるごとに足を踏み入れています。
今日はその散策で出逢った風景をお伝えさせていただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
こちらは4月初旬の乙女椿。
満開も綺麗ですが、次第に枯れていく姿も美しいです。
ぽってりした蕾から、大ぶりのお花が開きそうな雰囲気だなと見守り続けていたこの植物。
お施主様からシャクナゲだと教えていただいたのですが、開花した姿は想像以上に華やか。
風でゆらゆらと揺れるさまも優雅でした。
こちらはさくらんぼの木。
実をつけていることに気付いた3日後にはこんなに真っ赤に熟れていました。
つやつやでとても可愛いらしくて。
この敷地の売主さんにもお裾分けをして、皆でいただきました。
ちいさな粒ですが甘くて美味しい実りでした。
このクリスマスローズは上品な薄桃の花びらでした。
雨上がりのしっとりした雰囲気がよく似合いますね。
日陰を好むミヤコワスレ。
控えめな開花ですが、透明感のある繊細な花びらが素敵です。
この日は4月下旬にさしかかった頃、いつにも増して陽射しの強い昼下がりでした。
路地に見慣れない電源コードが延びていたので行く先を辿ると工務スタッフが。
お施主様からお預かりした家具をリペアしようと準備をしているところでした。
(家具がしっくり馴染んでいる光景。なんだかホッとします。)
この家具はお裁縫用の作業台として使っていた机をご家族から譲り受けたそうです。
一人用の机としては奥行きも幅もある天板。
きっと大きな布を目いっぱいに広げて、裁断したりお繕いに勤しんだりされたのでしょう。
所々にある古い傷も思い出の証のようで愛おしく思えますね。
サンダーの研磨で汚れを落とし、クリア塗装で綺麗な仕上がりに。
これからも家族の大切な家具として長く愛されて欲しいなと思いました。
敷地の奥にある畑の広場で、フキの群生に交じって咲いていた純白のカラー。
しとやかな佇まいは百合のようです。
こちらも真っ白なお花が甘い香りとともにたくさん花開いていて、クマバチがせっせと蜜を集めていました。
柑橘系だと思いますが、どんな実がなるのでしょうか。
梅も順調に実が大きくなり、そろそろ収穫のタイミングかもしれません。
日光を浴びてほんのり紅く染まっているものもありますね。
南高梅か、小ぶりなのでもしかしたら甲州最小でしょうか。
この敷地での春夏秋冬を観察し始めてから、あと少しで1年。
次第にここで根を張る草花や果樹たちの様子が分かってきました。
これからまたどんな風景と出会えるのか楽しみです。