8月も最終週。
皆さんはこの夏、どのように過ごされたのでしょうか。
I.D.Worksでは、❝工務店ができること❞を改めて考えるできごとがありました。
それは、山口県の木をふんだんに使っていることから頂いた「やまぐち木の家等推進工務店」7店舗目の認定です。
昨日は開設式を行い、報道関係の方からインタビューを受けたりと、いつもと違う雰囲気の事務所が新鮮な1日でした。
この度お声がけ下さった県や関係団体の皆様、足を運んで下さった記者の皆様、誠にありがとうございました。
・・・
私たちが住む山口県の面積の70%以上は森林が占めているのだそうです。
日本全体では、国土の66%が森林です。
古くからわたしたちの暮らしのそばにあった木々。
森林は植栽~育林(間伐)~主伐~植栽というサイクルで、その環境をより良く保ってきました。
ですが今、輸入自由化やエネルギーの転換などによって、そのサイクルが乱れ、森の元気は失われつつあるそうです。
家づくりの視点から考えてみると、
近くで採れる材木・資源を使うことで、山林や地場産業が潤滑になり、地域の経済が豊かになるということがひとつあります。
そして暮らす人にとっては、
木の家で生活をすることで、心身ともにリラックスできたり、月日と共に増す風合いを楽しむことができます。
世界の流通がこれだけ豊かになったことで、木の輸入が身近なものになったことは間違いないでしょう。
けれど、長い年月をかけて培われてきた土・水・空気といった自然は、そう簡単には輸入できないと感じています。
また❝山や森林を健全にしていくには❞ という課題も規模が大きく、なかなか身近なこととしては考えにくいように思います。
そうしたなかで弊社ができること。
それは、単に山口県の木を使うだけでなく、
それらをデザインし、暮らしを豊かにする空間・プロダクトを提案することではないかと考えています。
できることからこつこつと。
地域に根差す工務店として、そうした想いに誠実にありたいと思います。