1月もおしまいになりました。
今年はいつもより暖かな日が多いですね。
まだ山口市で雪景色を見ていないのが心残りですが、2月4日の立春を境に近づいてくる春の萌しに気持ちがほころびます。
さて今日は年末から年明けにかけて行った古テーブルのリペアをレポートします。
塗装のDIYにご興味のある方は、参考にしていただけたら嬉しいです。
リノベーションの工事期間中、お施主様からお預かりしていた古いテーブル。
農作業用の机として長く使われていたそうで、傷やシミ、汚れが所々にありましたが、まだまだ使えそう!と手を入れて綺麗にリペアすることになりました。
ただ、この状態で塗装をしてしまうと、ムラができたり綺麗な仕上がりにはならないため、汚れを落として素地を整えます。
試しにサンドペーパーで天板をうっすら削ってみると、ガラッと表情の違う素地が…!
これなら大丈夫だねと、サンダーという電動工具を使って一気に削っていきました。
▲こちらが削る前の机。
この飴色の感じも素敵ですが、傷やシミの目立ちが気になるところ。。
▲こちらが一部サンドペーパーをかけた後の机(奥側)。
手前の状態と比べると、シミなども消えてまっさらな素地なのがよくわかります。
サンダーでの下準備を終えたらいよいよ塗装の工程に。
今回は、自然塗料「いろは」を使って塗布していきました。
いろはは国産の天然顔料。
保護効果もよく、浸透性も◎です。
着色タイプは1回の塗装とふき取りで簡単に仕上がるので、弊社ではお客さまにもおすすめしているDIY塗料のひとつです。
塗料が木によく染み込むよう、刷毛を使って刷り込むように塗っていきます。
この時予想以上に色が濃く出たので、塗布したところからささっと拭き取っていきました。
引き出しや脚の隅々まで塗っては拭き取り、塗っては拭き取り。
ひたすら続けていきます。
ひと通り塗り終えたら、塗料を乾かすため一晩以上乾燥させました。
しっかり馴染んだのを確認したら完了です!
所々破損していた箇所はビスで留め、修理も完璧に。
これからまたお施主様の暮らしの中で活躍する机。
メンテナンスをして長く使うことででてくる質感や風合いをもっと楽しんでいただけたらなと思います。