下関市伊倉新町で店舗併用住宅として設計施工させていただいた「中華料理 菜華 」さま。
1階の店舗では、親しみのもてる食空間と中庭を眺められる個室をご提案いたしました。
気軽な食事の席にも特別な時間を過ごしたいときにもご利用いただけます。
ドリンクカウンターにはオーナーさんがセレクトした花器などを飾る棚を計画。
こちらは中庭にレッドシダーをあしらった個室で、昼と夜、また違った表情で出迎えてくれます。
漆喰仕上げの壁。ぜひお店でその質感をご覧いただけたらうれしいです。
グランドオープンは2021年3月31日(水)でしたが、数日前にはプレオープンとしてIDスタッフでお邪魔させていただきました。
今日はその時の様子と、目にも舌にもわくわくした料理の数々をお伝えします。
オーナーさんは横浜中華街の中華料理店で研鑽を積まれ、この度出身である下関市でご自身のお店をひらくことに。
培った料理の腕と契約農家から仕入れる厳選食材に限らず、自らの菜園でお野菜を育てることにも取り組んでいらっしゃいます。
中華は広東料理や北京料理など、ひとくくりに言えども様々な種類がありますが、菜華さんで味わえるのは四川料理です。
この日ディナーコースとしてテーブルに並んだのはデザート含め全9品でした。
―前菜3種盛り合わせ(よだれ鶏/くらげの細切り酢醤油和えなど)
蒸し鶏の絹のような柔らかさに心を掴まれた前菜盛り合わせ。
またこりこり食感が癖になるくらげの酢の物に、これから出そろう料理への期待が高まりました。
―鶏のカシューナッツ炒め
(さっそく写真を撮りそびれてしまったのですが、、)
ナッツの食感、ぷりっとジューシーな鶏肉、風味豊かなにんにく。
シンプル、ストレートに響く美味さで、ピリリと効いた干し唐辛子がますます食欲を増進させてくれました。
―えびのチリソース煮/えびのマヨネーズ炒め
丁寧に下処理されたぷりっと大きなえびが夢の競演。
チリソースの旨辛さ、まろやかなコクのマヨネーズ、どちらも甲乙つけがたいお味でした。
―酢豚
やわらかで肉厚な豚肉と新鮮なお野菜がまとう甘酸っぱいタレ。
このタレ単体で白米を食べ進めたくなるくらいに絶妙な味付けです。
―蕪とホタテ貝柱のスープ
ホタテのうまみが溶けこむ優しいスープで小休憩。
蕪もじゅわっとみずみずしくて幸せいっぱいに。
―麻婆豆腐
豆板醤と花椒のしびれる辛さが後追いでじわじわ広がり、汗もたらり。
それでもレンゲを持つ手が止まらないのは、奥深い旨味がぐいぐいと後押ししてくれたからです。
―カニレタスチャーハン
鍋振りの腕が顕著に現れた炒飯は、ぱらっとつやっとそそる見た目。
そのバランスの良い味わいに虜となるスタッフが続出でした。
―自家製担々麺
楽しみにしていた〆の麺。
少しとろみのついたスープは胡麻と辣油の風味たっぷりで飲み干したくなるほど。ぺろりと平らげてしまいました…!
―杏仁豆腐
舌触りがなんとなめらかで清らかなこと!自然な甘さと香りにもうっとり。
南杏を材料に丁寧につくっているそうで、並々ならぬこだわりを感じました。
紹興酒や青島ビールといった中華料理のお酒に限らず、日本酒や焼酎、ワイン、スパークリングまで。種類の多さも魅力的でした。
お花の咲く工芸茶も楽しめるそうで、ぜひ次は味わってみたいです。
お打ち合わせ中のこと、工事中のことなどを皆で振り返りながら、楽しい時間を過ごさせていただきました。
菜華さま、ありがとうございました。
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中華料理 菜華【 website 】
〒751-0869 下関市伊倉新町1-3-1
☎︎083-250-0315
11:00〜14:30(LO 14:00)、17:00〜22:00(LO 21:30)
close:水曜日