以前大きな反響を頂いた、山口市三の宮のリノベ済中古物件。
id不動産部による中古住宅選定からはじまり、暮らし方のコンセプト設定、プラン計画・インテリアなどの仕様まで、IDスタッフの目線でリノベーションさせて頂く企画です。
建物がもつ良さをそのまま残し、暮らしやすさ・心地よさも備えた住空間だけでなく、家全体に現れる空気感やテイストの統一を図れることも魅力のように感じます。
今日は、その2軒目としてお引渡しさせて頂いた再販物件をご紹介したいと思います。
こちらはリノベーション前のお写真です。
山口市古熊にある築55年のお住まい。
もとは2階建てで、L字型の木造住宅でした。
古熊神社・善生寺のお膝元とあって、伝統や昔からのなりわいに親しみが深く、市街地から川を隔てるこその落ち着いた雰囲気をもつ地域です。
そんな場所で四季を感じながら、暮らしの変化を楽しんで頂けたらという思いを込めて、コンセプトは「庭を楽しみ」「木の色を活かす」家になりました。
そうして再生された空間がこちらです。
住空間はコンパクトに、21坪まで減築し、100坪のお庭スペースを計画。
家族の成長とともに変化する暮らしに家も応えられるよう、DIYを楽しめる余白を残した間取りとお庭にさせて頂きました。
ウッドデッキが家とお庭を繋ぎ、広がりを感じられる空間です。
木の色とぬくもりを生かせるよう、LDKの梁はそのままに残しました。
新たにしつらえた木製建具が、年月とともに梁と馴染んでいく様を楽しんで頂けます。
キッチンのタイルは深いブルーグリーン×ベージュの目地。
木枠や外に見える緑に馴染むよう、落ち着いたトーンに。
寝室の収納扉は和室とLDKを仕切る扉としても兼用でき、プライベートな空間を都度自由に確保できます。
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いかがでしたでしょうか。
リノベーションは、どのように変わってどんな新しい価値になっていくのかを想像しにくく、実感も涌きにくいように感じます。
先日17日に更新した記事でも書かせて頂きましたが、リノベは1軒1軒、もともとの造りや工事の仕様なども違うことがあり、一概に決め兼ねることが理由ではないかと思っています。
だからこそ見学会にお越し頂いたり、これまでの事例写真や図面を見て頂くことが、リノベーション住まいに近づくヒントになれば嬉しいです。
また、空き家をお持ちで活用にお困りの方には「リノベーションによって住まいを再生させる」、あるいは「未改装のままリノベーション希望の方へ販売する」という方法をお知らせしています。
「どうにかしたいけれど、古くて綺麗ではないし、間取りも良くないから売れないのでは……」と心配される方もいらっしゃるかと思いますが、リノベーションを望まれる方はなるべく未改装で購入したいとお考えの場合が多いので、そうしたことを少しでも知って頂けますと幸いです。
弊社ではリノベーション計画や資金のご相談はもちろん、売却相談・中古物件査定も承っておりますので、まずはお気軽にお声がけ頂ければと思います。