こんにちは。今日はID食堂のお話です。
普段の様子は暮らしのコラムtokonomaでお伝えしてきましたが、今回はその場所ではなくblogでという気持ちになりこうして書いています。
いつもご覧くださっている方はご存知かもしれませんが、I.D.Worksの社内文化のひとつに社員食堂があります。
私たちが思う社食のかたちは、スタッフの健康を願い、栄養に気を配った季節の献立を皆で楽しむことです。
▼過去のID食堂の様子はこちらからご覧いただけます
「 暮らしをハレにするコラム tokonoma 気まぐれOPEN ID食堂 」
ID食堂では料理の関心が高いスタッフを中心に、仕事の合間に入れ替わり立ち替わりキッチンに立ち、旬の食卓を楽しんできました。
OPENの合図はお客様やご近所の方から食材をいただいた時など不定期ですが、会社を立ち上げた時から当たり前にあった風景です。
これは残っているデータでいちばん古い社食の写真。
開業して3ヶ月経った頃で、事務所にいる時は自然とこんな風にお昼を作って食べていました。
簡単なものが多かったですが、食べることが好きという純粋な気持ちがそうさせていたように思います。
仕事時間であっても食事に向き合うことの大切さに気付けたのはこの習慣があったからこそ。
私たちにとって「食」の存在は本当に大きく、1日のなかで重要度が高いものです。
仕事モードをオフにしてリラックスする時間。
午後の活力を蓄える時間。
よし!とスイッチを入れ直す時間。
同じ釜の飯を食うという言葉があるように、皆の仲を深める時間にもなっていると思います。
暮らしという大きなフレームがあるとするならば、そのなかに「働く」も「食べる」も「プライベート」も生活のぜんぶが少しずつ重なりながら居合わせている感覚だから続いてきたと言えるかもしれません。
楽しく働き、健やかな食事をいただく。
それはやがて楽しく暮らす、健やかに生きるに続いていくように。
お互いに関係し合うから、身体も心も豊かになるとそう思います。
食を大事にしてきたことで、ありがたい出会いや嬉しい機会もたくさんありました。
そんななか、価値観を共有でき、同じ眼差しで歩みを進める方とのご縁をいただき、この秋から仕事を共にする仲間として専属の料理家さんを迎えることになりました。
彼女の料理は芸術のようで、食と暮らしへの敬意に充ちていると感じています。
時間を共にしはじめたばかりですが、日々さまざまな形での食体験と会話を重ねています。
先月から今月にかけて行った感染症対策期間中は、お弁当スタイルでの社食を試してみました。青柚子やむかごは新社屋予定地の敷地で収穫しました。
こちらはプレートランチ。徐々に肌寒くなる秋に向けて、身体を温めるスパイスを使った献立を考えました。
今、社内にはこれまでとはまた異なる風が吹いているように感じています。
仕事のモチベーション・パフォーマンス向上にも、食と向き合いたいという気持ちもますます強くなりました。
これからも自分たちが大切にしたいこと、関心のあることも磨きながら、皆さまの家・空間づくりにより還元したいとそんな風に思っています。
パワーアップしたID食堂の取り組みをこの先も楽しんでいただけたら嬉しいです。