ついに迎えた1月24日、25日。
鰐石町の現事務所から、黄金町の新社屋へお引越しする2日間がはじまりました。
この社屋移転プロジェクトを立ち上げた時に祈祷いただいた宮司さんに再びお願いして、土地の神様へのご挨拶と新しい生活の無事をお祈りしました。
そのころ鰐石町の本社事務所では段ボール類や家具などをトラックへ運びだす準備が進められていました。
業者さんのお力もお借りして、どしどし積み込んでいきます。
スタッフが働く社屋は敷地の一番奥にある建物。
車の横付けは現状難しいので、敷地の小路を抜けるしか方法はありません。
そのため敷地内の駐車スペースにトラックを停めて荷下ろしをすることに。
荷台を活用しつつ大きなデスクや棚はひとつずつ運びました。
社長たちは8年分の書類をバックパックに詰めての一斉大移動!
大きな家具の移動後は、パソコンや周辺機器、ファイル・書類などを詰めた段ボールの運びこみをしました。
体力を要する大変な作業でしたが、引っ越し担当スタッフの事前段取りと指示出し、そして皆のチームワークの良さでお昼頃には山場を越えることができました。(想像以上の早さ!)
夕方にかけては個々の荷ほどきや環境整備にも取り掛かることができました。
ここはこだわりのひとつで設計スタッフと職人さんの知恵と技術の結晶。
ケーブルボックスを床に彫り込み、配線やルーターなどをすっきり綺麗にまとめる造りです。
また2階はすこぶる陽当たりが良く、窓辺の縁側はぽかぽかの温かさでつい微睡みそうになります。
自席とはまたちがう雰囲気が好評で「煮詰まったときにここで過ごせば何かひらめいたり集中できそう!」と早くも人気を集めていました。
元気のなかった植物たちも一緒に引っ越して日向ぼっこ。
光をたっぷり浴びてここでの居心地を喜んでくれるといいなと思います。
予定が大幅に早まったことで、その日のうちに鰐石町本社を掃除したり、家具やカタログ・サンプルの配置を整えたりすることもできました。
ものが少なくなり広くなった本社事務所は会社を立ち上げたばかりの頃のようで懐かしくなります。
数年開かずの扉になっていた一方通行道路側のエントランスもめでたく御開帳です!
本社事務所の受付壁にはアートパネルがかけてあるのですが、実はここに屋根裏へと続く階段があるんです。
この隠し部屋を知っているスタッフはごくわずかで、聞けば事務所のリノベーション時に壁をつくって階段を塞いだときの名残とのこと。
忍者部屋のようで少しわくわくしますね。
引っ越し2日目、新しい社屋へ初出勤する朝。
これまでの通勤路ではなく、建物が建ち並ぶ路地を抜けて社屋へ。
調査や工事で何度も歩いてきた小路でしたが、今日から通勤路になると思うと不思議な感覚です。
社屋の2階からは敷地の半分ほどを見渡すことができ、いまは庭師さんに剪定していただきながら春待ち中。
作業の姿が凛々しく素敵でお庭の変化も楽しんでいます。
古いお家をリノベーションし、オフィス空間になった社屋。
鰐石町にある本社事務所は平屋の造りで常に社内全体の様子を感じられたので、2階建ての新社屋は一体どんな雰囲気になるのかなと思っていましたが、違う階からも声が聴こえてきたり気配を感じたり、本社事務所とさほど変わらなさそうな予感にほっとしています。
とはいえ新しい建物での日々は始まったばかり。
より良い環境づくりへの意識を常に持ちながら、仕事もますます励んでいきたいと思います。
また近日中に改めてご案内させていただきますが、お客さまとのお打ち合わせや個別のご相談などは今までと変わらず鰐石町にある本社事務所にてお迎えいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。