物件探しから企画・設計・施工・販売までID不動産が手がけるリノベーション済中古住宅は建物そのものの判断だけでなく、家をとりまく環境も考慮しながらお家選びや計画を立てています。
リノベーションに興味があるけれど施工後の空間をなかなかイメージしにくい…という方には、完成物件を見ていただいてから購入を検討するというこの方法も選択肢に入れていただけたら嬉しいです。
こちらの記事ではコンセプトをはじめ、着工前から施工中、そして完成にいたるまでの経過をレポートさせていただきます。
◉コンセプト
この度の中古住宅は山口市嘉川の中心に建つ築50年の平屋で断熱性能の向上を図りながらリノベーションしました。
市街地の新山口駅へは車で7分程度、山口宇部道路と小郡バイパスにも気軽に往来できる環境です。
コンセプトは「柔軟な家ですごすミニマムな暮らし」。
普段は移動のために機能する廊下を“コミュニケーションのためのもの”として捉え設計いたしました。
廊下を介して独立キッチンとダイニングがつながり、コミュニケ―ションを分断せずお互いの気配を共有できる間取りです。
玄関からリビング・庭までひと続きに抜けるため窮屈さも感じられません。
また北側の居室はセカンドリビングや子ども部屋などにご活用いただけます。
用途を明確にしない陽当たりの良いスペースをつくることで家族の居場所がたくさんある空間になりました。
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◉建築レポート
〈 着工前 〉
築50年が経つ平屋のお住まいで、嘉川の大きな道路から1本小道に入った静かな角地に建っています。
周辺は長らく住まわれているお家と新築のお住まいが混ざっているような住宅街になります。
増築を重ね、5DK+大きな外部倉庫も建つ住宅でしたが、陽当たりが良く、屋根瓦の状態も良いことから購入させていただくことに。
現代の暮らしにあわせ、床・壁・天井に断熱を施しながら暮らしやすい間取りに再編する計画です。
購入後も建物調査を行い、家の状態をより詳しく確認していきました。
それらの調査をもとにプランの修正を繰り返し、いよいよ解体着工と補修工事スタートです。
解体後も再び家の状態を確認し、配管と床組みに取り掛かりました。
床面の間には断熱材を敷き詰めていきます。
減築した箇所には壁を新設。
既存の状態より開口を大きくとった掃き出し窓により、建物の奥まで光が届くようになりました。
今回のリノベーションの鍵はこのまっすぐな廊下です。
光が溜まる空間がすっと抜けて見え、気持ちの良い眺めです。
こちらは壁と天井に敷き詰めた断熱材です。
ぴっちり隙間なく埋め、その上にボードを貼り塞いでいきます。
外部工事は主に外壁の張替え、減築した空間の屋根を新設しました。
断熱にも大きくかかわる窓は既存の２つの開口以外すべてアルミ樹脂複合サッシに新調しています。
木毛セメント板の天井とシナベニヤとフレキシブルボードの壁をリビングダイニングに。
独立キッチンのタイルには表情豊かなニュアンスのものをセレクトさせていただきました。
玄関から廊下を抜けて見えるリビングダイニングとお庭です。
廊下沿いにある引き戸には既存の木枠を活かした障子戸がとりつけられ、建物工事は無事完了しました。
こちらのリノベーション済中古住宅は随時内覧いただけます。
ご予約は下記ページの予約フォーム、またはメール、お電話(☎083-929-3960)にてお問い合わせください。
2024年1月23日(火) ～3月31日(日)予定
「 ＼ open house month！／性能向上リノベ済中古住宅 販売・完成見学会 corridor house 」
どうぞよろしくお願いいたします。
