週末は新築住宅の完成見学会を周南市で開かせていただきました。
遠くから近くからお越しくださった皆さま、誠にありがとうございました。
今回の家づくりは隣家と距離の近い周辺環境であること、また敷地自体も決して広くはないという課題がありました。
そうしたなかで暮らしを心地よくするには。
そう視点を持ち、お施主さまが大切にしていることや思い描く暮らしのバランスも考慮しながらご提案させていただきました。
吹き抜けや畳室、造作の食器棚、壁一面の本棚、フレキシブルな作業室、2階のミニキッチンなど、内覧を通して家のそこここに見える”暮らしの思い”を感じていただけたのなら嬉しいです。
また住み慣れた家の建築材料をあしらうなど、再利用しながらの設計・施工をさせていただきました。
建物そのものがなくなっても、ひとつひとつのマテリアルに記憶の欠片が宿っていように、リノベーションではない形でも家族の思い出を次の暮らしに引き継ぐことは叶います。
目に見えるもの、見えないもの。
どちらの心地よさ、想いにも応えられる家づくりをこれからも続けてまいります。
最後にこの度の見学会開催にあたり大切なお住まいをお貸し下さったお施主さまに深く感謝申し上げます。
そしてお力添え下さった近隣の皆さま、ありがとうございました。