澄んだ青空が広がる11月3日(火・祝)、I.D.Works新社屋着工前イベント「ことわざ “ことのはじまりはここから”」を開催させていただき、無事に幕を閉じることができました。
当日は延べ158組、計319名（大人240名/子ども79名）の方がご来場下さいました。
のんびりした時間が流れる会場で、皆さまが展示や体験などをじっくり堪能して下さっている様子が伺え、一人ひとりゆっくりお話しできたことも嬉しいひとときでした。
これも一重に、普段から気にかけて下さっている地域の皆さま、遠方からでもお近くからでもいつも温かく見守って下さっている皆さまのおかげです。
また、日ごろから仲間のような存在で力をお貸し下さる職人さん、取引先やクリエイターの皆さま、I.D.Worksを支えている全スタッフとそのご家族の皆さまに感謝を伝えたいです。いつもありがとうございます。
そしてこの土地と建物をずっと守ってこられていた松村さん。
リサーチにご協力下さった松田さん、坂井さん、伊藤さん、津田さん。
イベントの企画段階から私たちを引っ張って下さった現代美術作家の鈴木さんに心からの感謝と敬意をこめて。ありがとうございました。
たくさんの方々のやさしさとご縁に恵まれて、私たちはこのイベントを開催することができました。
「ことのはじまりはここから」。
松村さんとの会話から生まれたこの言葉は、過去と未来を結ぶ光のような表現だと思っています。
さまざまな人が暮らし、生きてきた有形無形のものが残る黄金町/鰐石町。
建物も同じように時代や暮らす人によって姿形をかえ、ひとつの街として変遷してきました。
大きな歴史の記録のなかでは些細な営みかもしれません。
ですが、確かにここで今を懸命に生きる人たちがいたこと、私たちは彼らが残してきたもの・ことを享受していること。
日々そんな愛おしい風景のなかで生きていることに気づかされましたし、イベントを終えた今、空間や街への思いはもっと大きくて深いものに変わっていることを感じています。
これからこの土地と建物に手を入れていくことに対しても、長く続いていく歴史の一部のなかで行わせていただくのだと、そんな感覚でいます。
11月3日はI.D.Worksにとってまだまだはじまりの１日です。
受け継いだバトンをしっかり握りしめ、いつか出会うであろう次の世代へ渡せるように。
そして新社屋の計画も、当日お披露目させていただいたすずみ台の“置き座”がもつ役割のように、スタッフだけでなく皆さまにとっても居心地の良い場を目指してさらに協議していきたいと思います。
改めて、これからのI.D.Worksをどうぞよろしくお願いいたします。
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当日の様子はこちらからご覧くださいませ。
土地、建物、空間、人、風景。
気づきの視点を織り交ぜながらとらえて下さっています。
