暮らしの暦 秋分

カルチャー

2018.09.22

〇二十四節気の十六番目【秋分】

 

9月23日は、先祖を敬い亡くなった人々を偲ぶ秋分(しゅうぶん)。

昼と夜の長さが春分の頃とほぼ同じになり、本を読み耽ったり趣味を楽しむ「秋の夜長」が始まります。

 

通り雨や夕立で空に稲妻を描いていた夏の雷雨も、しとしと降り続く小ぬか雨に。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、この日を境に暑さが和らいでいき、半袖から長そでに衣変えする頃です。

 

 

 

 

また、太陽が真西と真東に沈む秋分(春分も同じ)を挟んだ前後3日の7日間はお彼岸。

 

あの世(彼岸)は西に、この世(此岸)は東にあるとされる仏教において、この2つの世界が最も通じやすくなる期間と考えられているようです。

 

 

 

 

 

〇十五夜のお月見

 

秋は大気の水蒸気やチリが減り、夜空が深く澄むため、冴え冴えとまぶしい月の光を眺めることができます。

 

今年の十五夜は9月24日。

お月様にお団子や栗などの秋の味覚をお供えし、家族と団らんをして過ごすのが習わしです。

 

お部屋の灯りを普段より落としたり、和紙で包んだ間接照明などの中で月を愛でるのも素敵ですね。

 

 

 

 

 

日本では月の模様を“餅つきをするうさぎ”に例えられていますが、実は世界各国で見え方が違うことをご存知でしょうか。

 

国や地域ごとに細かく変わってきますが、中国は「ガマガエル」や「大きな蟹」、アメリカは「女性の横顔」、北欧では「横向きに腰掛け、読書をするおばあさん」、中東・アラビアは「吠えている獅子」、中南米は「ロバ」などと認識されているんです。

 

これだけ多くの見立てがある理由は、その地域ごとに伝わる月の神話や伝承と深い関りがあるからだそう。

 

昔の人々は、手の届かない存在だからこそ、様々な想いを月に託したのかもしれません。

 

 

日々忙しくしている方も、この日ばかりは月を見上げて空想にふけるのも楽しそうです。