暮らしの暦【雨水】

カルチャー

2019.02.18

〇二十四節気の二番目【雨水】

 

立春から数えて15日頃、今年は2月19日が雨水(うすい)にあたる日です。

 

空から降る雪が雨に変わり、深く積もった雪と氷は溶け、寒さが和らぎ始める季節。

 

これから春にかけて降る雨は「養花雨 (ようかう)」や「催花雨 (さいかう)」と呼ばれ、梅や桜など春の花の開花をうながすと言われているそうです。

 

雪解け水が大地や田畑を潤しはじめた頃、ようやく春の足音が聞こえ始めます。

 

 

 

 

そうは言っても本格的な春はもう少し先で、陽ざしの温かな1日かと思えば冬に冴え返るような”三寒四温”の気候。

 

その寒暖に身体がびっくりして風邪をぶり返してしまったり、体調を崩す人も増えますので気を付けて下さいね。

 

 

 

 

また、春一番が観測されるのも、立春と春分の間である今頃です。

 

徐々に増える暖かい日に胸が高まるものの、花粉症の人にとっては辛い季節の幕開け。

中国地方の今年の花粉の飛散量は、昨年の1.5倍になる見込みだそうです。

 

マスクや手洗い、うがいなどの予防はもちろん、早めの対策で少しでも症状を緩和させたいですね。

 

 

 

 

 

〇縁起の良い奇数”三”が並ぶ桃の節句

3月3日は雛人形や桃の花を飾って、女の子の成長を祝うひな祭り。

 

桃の花が咲く時期であることと、百歳(ももとせ)まで生きられるようにという不老長寿の願いも込められていることから、桃の節句とも呼ばれています。

 

地方によっても違うようですが、雨水の日に飾ると、将来良縁に恵まれると言われているそうです。

 

 

 

山口県では山口市阿知須をはじめ、下関市や長門市、萩市などを中心に、雛まつりのイベントが催されていますね。

 

福岡県柳川市のさげもんをお手本に作られた吊るし飾り「ひなもん」も色とりどりの愛らしい姿をしています。

 

 

 

 

 

 

〇ひな祭りのお祝い膳

この日に頂く料理には、それぞれに縁を担いだ願いや意味が込められています。

華やかな食卓で春の訪れをお祝いしてみてはいかがでしょうか。

 

 

・ちらし寿司/ばら寿司
見た目が美しく、縁起が良い食材をたくさん味わえるちらし寿司。

エビには「腰が曲がるまで長生きできますように」レンコンには「先が見通せるように」豆には「健康でマメに働く」という意味があります。

山菜など季節の食材を使って春らしさを取り入れるのも楽しそうですね。

 

 

 

・はまぐりのお吸い物
ひなまつりの代表的な祝い膳です。

平安時代には「貝合わせ」という神経衰弱に似た遊びに使われていました。

はまぐりは対の貝殻しか合わないため、相性の良い相手と結ばれて仲睦まじく過ごせるよう願います。

 

 

 

・ひなあられ
蒸したもち米や細かく切ったお餅を炒ってふくらましたものに、甘い糖蜜をまぶして作るひなあられ。

炒っているときによくはじけると、その年は良いことが多いという言い伝えがあるそうです。

 

また西と東でその様は違います。
関西風は餅を砕いて揚げたあられですが、関東風は米粒をあぶったものが原形で、倹約の心を表しているそう。

 

 

 

 

・菱餅
赤はくちなし(魔除け)、白は菱の実(清浄)、緑はよもぎ(健康)を重ねています。

三色の下地は、純白の雪とその下から萌ゆる緑、そして樹上に桃が花開く様子を表しているそうで、日本人らしい感性ですね。

 

 

 

 

・白酒
かつては桃の花びらを漬けて作る「桃花酒」がよく飲まれていましたが、次第に白酒に桃の花びらを浮かべて飲む習慣が根付きました。

 

甘酒と同じものと思われがちですが、実はこのふたつは別物。

原材料や製造方法のほか、アルコールの度数などに大きな違いがあります。