暮らしの暦【大寒】

カルチャー

2019.01.19

〇二十四節気の二十四番目【大寒】

 


小寒から数えて15日頃、今年は1月20日が大寒(だいかん)にあたる日です。

冬最後の節気とあって、凍てつくような気温へと変わっていきます。

 

風邪やインフルエンザなどの流行り病もピークになるので、十分な睡眠と規則正しい生活、そして栄養のある食事を摂って備えましょう。

 

この季節を堪えたら次は立春。

 

寒い日が続きますが、春は確実に近づいています。

 

 

 

 

■季節の境日に邪をはらう

 


2月3日は節分の日。

文字通り、節(季節)を分けることを指し、立春・立夏・立秋・立冬の前日がそれぞれの節分にあたります。

 

旧暦では立春が、お正月と同じく新年のはじめとされていました。

そのため前日にあたる節分は大晦日を意味する特別な日だったそうです。

 

 

 

この日に行う豆まきは、季節の変わり目には鬼(邪気)が生じるといわれていたことから、鬼を追い払う儀式として始まったのが起源と伝わっています。

 

”穀霊”が宿るとされる大豆をまくことで、暮らしの中にいる鬼を追い払い、福を招く。

 

最後に、豆を年の数(または年の数+1)だけ食べ、1年の無病息災を願います。

 

 

 

 

そしてもうひとつ、節分の日に食べると良いとされている恵方巻。

 

毎年変わる”恵方”の先には、その年の福を司る神様 歳徳神(としとくじん)様がいるのだそう。

 

1本まるごと食べることで、無病息災や商売繁盛の運を”余すことなく一気に頂く”ことになります。

 

 

今年の方角は東北東。

食べ方は地域によってさまざまな言い伝えがあるものの、太巻き一本を、ひと言もしゃべらずに、さらに目をつぶって食べるというのは不思議な光景ですね。

 

 

 

 

■多幸の福茶

 

豆まきの日に頂く「福茶(ふくちゃ)」という縁起物をご存知でしょうか。

 

あまり親しみがないかもしれませんが、こちらも無病息災や健康長寿を願うもので、お豆に白湯や煎茶を注ぎ、梅と昆布を加えた素朴なお茶です。

 

山口市の徳地町では「三朝の福茶」といって、正月三が日はお茶に梅干しとお砂糖を入れて飲まれているとか。

 

 

地域や家庭によって具材や調理が変わりますが、よく好まれているのは豆・昆布・梅の組み合わせです。

豆は”まめに暮らし働く”、昆布は”よろこぶ”、梅はめでたい松竹”梅”と毒消しの意味が込められています。

 

 

その他の調理法としては、具材を一緒に煮こんでもいいですし、ほうじ茶などを注いでも◎。

いろいろと試してみるのも楽しそうです。