ポートランドに学ぶ、街と暮らしのこと。

カルチャー

2017.11.04

アメリカで最も住みたい都市に選ばれているオレゴン州ポートランド。
今回は、建築と都市計画を学ぶ研修で見て感じた、街の姿を紹介します。

 

ポートランドのキーワードは「コンパクト」と「ローカルファースト」。

少し足を延ばせば、ハイキング・スキー・森林浴もできるほど木や植物が身近にあり、街自体が森に囲まれたよう。

 

都市型森林公園として全米一の面積を持つフォレストパークも、市街地から電車で15分で行ける距離です。

 

 

中心部はバス・電車・路面電車の公共交通機関が充実していて、自転車があれば車は必須になりません。

 

 

街の区画が61mごとに区切られ、ビルの1階は多様な店舗が入っているので、建物の表情が変わり、街歩きも楽しく感じられます。

 

 

そんな街中に多く立ち並ぶのは個人経営のお店。

アンティーク・ヴィンテージショップのほか、アートクラフト市などのハンドメイドも愛されており、新しいものよりも古くてエコなものを大切にする雰囲気があります。

 

 

住まいも、新築を建てることより、セルフビルドやリノベーションのように自ら手を入れて作ったり、あるものを活かして暮らすスタイルが主流です。

 

 

また、オーガニック食材が豊富にそろうこともポートランドならでは。

ファーマーズマーケットが盛んで、世界各地の味が楽しめるフードカート(屋台)も並んでいます。

 

クラフトビールの製造所は60もあり、1つの街が抱える数として世界最大。

市内だけで1,000種ものビールが飲めるそうです。

 

こうした独自のコミュニティが自然と生まれることが、より”ローカルで暮らす”環境が整う秘密かもしれません。

 

 

そんなポートランドは、ここ数年で移住者がグッと増えています。

その多くがアーティストやデザイン・ITを仕事に、クリエイティブな思想をもつ人たち。

 

かつて理想郷を求めオレゴン州にやってきたヒッピーたちが多くいたこともあり、多様なコミュニティを受け入れたり、自由を掲げて共に生きていく思想が根底流れています。

 

 

人や環境にやさしく、サスティナブル。

 

ポートランドの、背伸びをせずに生きる本質を見つめる暮らしから、新しい生き方を教えてもらえますね。